9月24日(土)ぴゅあ総合にて、パルシステム山梨オープンカレッジ食の講演会とフォトジャーナリスト森住卓さんの写真展『福島」を同時開催しました。
福島県飯舘村の酪農家長谷川健一さんをお招きし、東電原発事故後の飯舘村の様子を映像と共に報告していただきました。長谷川さんは福島第一原発から 43キロ離れた飯舘村前田地区の区長で、牛50頭を飼育。現在は福島県内の離れた場所に牛を預けて飯舘村の見回りを続ける傍ら、全国各地で講演を続けてい ます。
原発事故直後に放射線量が公開されず避難が遅れたこと、自殺した酪農家仲間のこと、国や東電の対応への怒り…3.11からこれまで実際に起きた出来事や思いを語ってくれました。長谷川さんの訴えに涙をこらえきれない人々が会場には数多くいました。
「飯舘村で起きていることは外国で起きていることではありません。この狭い日本で起きていることです。この原発事故の被害をどうか風化させないでほ しい」という最後のメッセージが、参加者の心をつかみ、そしてそれぞれが、自分にできることは何か?を真剣に考えさせられる講演会でした。
パルシステム山梨では、今後も様々な形で、原発、放射能関連についての学びの場、情報提供の場を企画していきたいと考えています。