2011年11月22日

生活協同組合パルシステム山梨
組合員各位

生活協同組合パルシステム山梨
事業・活動支援部：黒田健二

3.11東日本大震災後の東京電力福島第一原発事故に伴う被災は甚大な影響を及ぼし、国民の放射線被爆への不安感を増大させ、特に放射能汚染による 農作物を食する事での内部被曝への不安は、未来を担う子供たちを守る大人としての責任を果たす意味で大きな問題となっています。

パルシステムグループでは、「放射能の被爆できる限り少なくする」を原則に、6月13日付「パルシステムの放射能問題に関する対応方針」において以下4点をお約束しました。

1. 暫定規制値の見直しを政府に求めるとともに、できる品群から自主基準を定めます。
2. パルシステムとして自主検査を大幅に拡充します。
3. 行政による検査結果など、放射能に関する情報をより分かりやすく提供します。
4. 組合員、生産者とともに十分に話し合いながら、放射能対策に取り組みます。

7月政府への暫定基準値の見直しを求める要請、生産者と連携した圃場除染の実験、9月に第一段階の自主基準(ガイドライン)と対象品群を設定し10 月供給より運用開始、11月業務ニュースでの検査報告形態を改め「カタログ掲載商品の放射能情報」を発行、12月自主検査拡充のための自前の検査機導入な ど、自主検査拡充とより分かりやすい情報の提供につとめています。

パルシステム山梨では、東日本大震災後の東京電力第一原子力発電所事故以降、パルシステム山梨独自取扱の県内農産品を中心に「うまい甲斐」掲載商品や予約登録品の自主検査を実施し、随時ホームページ及び業務ニュースにてお伝えしてきました。(以下参照)

• 検査機関は4月11日付日本食品分析センター、5月13日以降はビジョンバイオ株式会社。
• 検査機器・方法は両検査機関ともゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメトリーによる核種分析方法。検出下限4Bq～14Bq/kgの範囲。
• 基準値は「国の暫定基準値」をもとに10月以降は一部「パルシステム自主基準(ガイドライン)」を採用。

これからも、組合員さん自身が「選んで利用」いただけるよう自主検査実施と情報提供に努めます。よろしくお願いします。

本件に関するお問い合わせは、055-243-6328事業・活動支援部までお願いいたします。