パルシステム山梨 長野

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アラフォーからはじめるメノポ(更年期)ケアイベントを開催しました

アラフォーからはじめるメノポ(更年期)ケアイベントを開催しました

2012.6.28パルシステム山梨 長野

6月27日(水)ぴゅあ富士にて、富士五湖センター主催の更年期イベントを開催しました。パルシステム山梨としても初の試みでしたが、定員20名のところ、22名お申し込みいただき、当日は21名の参加と大好評でした。

「更年期「というと、=「老化」という意味に捉えてしまい、なかなかそのからだの不調も隠してしまったり、家族の理解が得られずひとりで頑張り通す人も多いそうです。男性も含めて、どの人にも訪れる“更年期”なのに、きちんとした情報が出回らず、ひとりで抱えているケースが多いようですね。更年期を迎えてからつらい体調の中で情報を集めてケアするよりもプレ更年期と言われる30代からケアしておくと、比較的軽くすむ…といったことも聞かれます。そこで、本日はアラフォーから女性ホルモンを整える生活のヒントを提案する企画として、「アロマ」と「食事」から提案させていただきました。30代の参加者がとても多く、関心の深さがうかがえました。

 

「アロマタイム」ではパルシステムのコミュニティサークルSAPO*LABO代表の杉本先生を講師として、女性ホルモンの分泌によいとされるアロマをご紹介していただきました。アロマもお花からとれる精油はやはりお花の生殖器からとれる香りとして、女性ホルモンに有用性があるそうで、葉などからとれる精油は「剣」を表し、殺菌効果があるものが多いなど、自然の力の意味やその偉大な効力に関心させられました。簡単な講義のあとは、実践です。本日は、先生が調合していただいたアプリコットカーネルオイルとオリーブスクワランのブレンドしたオイルにラベンダーとゼラニウムの香りをつけたものを使って足のケアを中心にリンパを流すマッサージを教えていただきました。片足だけマッサージしたあと両足比べると、「足の軽さが全然違う」とか、「今朝から頭が痛かったのがすっきりした」など、ほんのわずかなマッサージでも違いがでてきたようです。杉本先生の温厚な話し方に皆さん、心もほぐれ、次々と「頭痛はどうしたらいいですか?」「肩こりはどう対処したらよいですか?」などと、ご自分の抱えていた不調を気軽にお話してくださるようになり、終る頃には、からだがポカポカしてきてすっきりしたとお話されていました。

 

「食事」も食育バイザーの粕川さんにお願いして、更年期に向かうにあたりどういった食事をとったらいいか、そんな食材をとったらいいかを考えられたメニューをつくっていただき、わきあいあいと会食。また、ドリンクもからだを温める三年番茶やぷれーんぺいじで評判の「野茶い焙煎」というノンカフェインのチコリーコーヒーを使った豆乳ラテ、杉本先生のブレンドによるハーブティなどのどれもからだにいいとされる飲み物を飲みながら話も弾んでいました。献立は野菜中心のメニューで、カロリーも低めですが、みなさんお腹いっぱいになったと満足していただけました。粕川さんによると「和食」はユネスコに世界無形文化遺産として登録申請された世界でも珍しい長寿食だそうです。加工品をなるべく採らずに素材を生かした「和食」で栄養バランスよく食べることが先決だと教えていただきました。

 

 昭和初期の平均寿命は50歳。しかし、今は平均寿命が86歳にまでにあがりました。では閉経年齢は?…というと今も昔も変わっていないそうです。つまり、人生の中で更年期からの時間がとても長い時間を占めるようになったので、昔とは違って、更年期以降を有意義に過ごす工夫をしなければならない時代になったわけです。富士五湖センターでは、今後もこういった企画を開催し、皆さんがいつまでも明るく元気に過ごせるような提案をしていきたいと思います。