パルシステム山梨では、組合員の皆様に安全で安心できる食品を提供する責務を果たし、生産者と緊張感ある良好な産直関係を育むため、独自商品の残留農薬検査を定期的に実施しています。6月は甲斐市の荒川さんのサクランボの残留農薬検査を行いました。
検体名 | 検査内容 | 検査結果 | 検査機関 |
---|---|---|---|
サクランボ(紅秀峰) | 222項目分析 | ペルメトリン・0.11ppm、アゾキシストロビン・0.15ppm | 外部機関に委託検査 |
- 0.11ppmのペルメトリンと0.15ppmのアゾキシストロビンが検出されました
- 検体は、6月3回供給分より抽出
- 検出数値について
- 検出数値は、ともに食品衛生法(食品、添加物等の規格基準)、農薬取締法(農薬登録保留基準)で定められた農薬残留基準の20分の1~50分の1と大きく下回るものです。
- ペルメトリン:検出結果0.11ppm・基準値5ppm
- アゾキシストロビン:検出結果0.15ppm・基準値3ppm
荒川さんの12年度サクランボ栽培は化学農薬を使用しておりません。
荒川さんより7月6日(金)段階で「軟腐病」が発生したが、化学農薬を使用したくないので次週7月9日以降出荷を停止したい」との申告がありました。「使用していないのに微量ですが残留している」原因は現段階では特定できていません。今後、圃場点検等行い、飛散の可能性など原因特定し、対策を講じていきます。
検出農薬について(概略)
- ペルメトリン:ピレスロイド系農薬、ショウジョウバエ・オウトウハマダラミバエ等の殺虫剤使用
主な商品名:アディオンフロアブル、ガードベイドA、キンチョ-ルE、Ambush
パルシステムでは「問題農薬」として登録し使用を避けている - アゾキシストロビン:殺菌剤として灰星病、褐色せん孔病、炭疽病発生時もしくは予防に使用
主な商品名:アミスターオブティフロアブル、アミスター10フロアブル、アミスター20フロアブル、ユニフォーム粒剤
検査機関による検査報告書は、こちら(PDF・195KB)をクリックしてください。