パルシステム山梨 長野

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寿学級の出前講座を行いました

寿学級の出前講座を行いました

2012.7.23パルシステム山梨 長野

 富士吉田市教育委員会より毎年依頼がある、寿学級の出前講座を7月17日~1月19日まで5会場で行ってきました。平均年齢80歳のこの寿学級は、富士吉田市が「ゆとりある時間をいきがいと喜びをもち、生き生きと楽しい人生を送るための教室」として市内65歳以上の方を対象に、下吉田教室・上吉田教室・明見教室・上暮地教室・向原教室の5教室で年10回開催しています。毎年、そのうちの1回教室をパルシステムに「食育講座」として依頼があり、今年で6年目になりました。真夏日の中、ほとんどの方が自宅から歩いて出席されますが、一番大きな教室では70名ほどの参加があり、のべ200名ほどの参加があるとても活気ある教室です。

 

毎年、パルシステムでも話題を変えてお話をしますが、今年のテーマは「カルシウム」。講師は食育スーパーバイザーの荻原さんです。まずはカルシウムチェック表で、普段の食事の中からどれくらいカルシウムを摂取しているか、採点方式で書いてもらいます。合計の点数で、今後どのような食生活を送っていったらよいか…を荻原さんにお話いただくのですが、皆さん真剣にメモをとり、講話が終ったあとも荻原さんのところに質問に行くほどの熱心さ。荻原さんも皆さんが飽きないように冗談を交えたり、食事+体操を…と今回は椅子に座ってできる簡単な体操も提案していただきました。それにしても平均80歳とは思えないほどの元気な方ばかり。中には100歳の方もいて、目も耳も元気で、どこも悪いところがなく、公民館まで歩いてきてもなんともない!と…。ほんと尊敬します。お話のあとは、おやつタイムでやはり食育バイザーの渡辺さんたちによって作っていただいた、「小豆牛乳かんてん」の試食と組合員開発の「パリッとおからチップス」をお土産に差し上げました。「小豆牛乳かんてん」は、こんせん牛乳と産直ゆであずきをまぜて寒天で固めたおやつですが、上品な甘さで食べやすく、カルシウムもとれるおやつとして、皆さんレシピをメモしていかれるほど大好評ぶり。「おかわりはないの?」とおっしゃる方もいらっしゃいました。レシピを掲載しますので、ぜひ、この夏、作ってみてください。

 

この寿学級に出前講座に出させていただくようになって毎年思うのが、60代の参加がほとんどなく、70以上の高齢者がとても多いということ。また、皆さん介護を経験して、自分は出来る限り人の助けのいらない生活を送りたいと考えていること。そして、家ではほとんどひとりでいることが多く、口を利かない日もあったりするので、こういった集まりをとても楽しみにしている…とおっしゃっていただきました。その「生きる力」は、頭が下がるばかりで、見習っていきたいなと思います。また、来年もお会いしましょう。

 

小豆牛乳かんてんの作り方

材料(6名分)

こんせん牛乳2カップ、粉かんてん4グラム、産直小豆ゆであずき200グラム

 

作り方
  1. 鍋に牛乳と粉かんてんを入れ、混ぜながら中火の火にかけて沸騰する前に弱火にして2分加熱して火を消す。
  2. 粗熱が取れたら小豆を加えて混ぜ合わせる。とろみがついたら型に入れて冷蔵庫で冷やしかためる。