パルシステム山梨 長野

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産直委員会主催小林牧場・夏休み親子見学会を実施しました

産直委員会主催小林牧場・夏休み親子見学会を実施しました

2012.8.10パルシステム山梨 長野

8月1日(水)にパルシステム山梨の産直委員会が主催する「小林牧場・夏休み親子見学会」が行われました。

 

産直委員会は山梨県内を中心としたパルシステム産地の素晴らしさを組合員さんに伝えようと2012年度に発足した委員会です。今回は夏休み親子企画として、楽しみながら小林牧場の地域資源循環型農業を学ぼうと企画したもので組合員さん親子30名、産直委員会メンバー組合員さん5名、役職員4名の総勢39名にご参加いただきました。

 

小林牧場に着いて最初に、生産者の小林さんに子供にも理解できるようスライドを使って牛の育て方や餌へのこだわりなど独自の取組みをご紹介いただきました。中には小さなお子さんには少し難しい話もありましたが、親子で必死に理解しようとメモを取りながら小林さんの話に真剣に耳を傾けていました。スライドを見た後はいよいよ牧場内の見学ですが、最初に子牛(生後6ヶ月~)を見せていただきました。子牛たちは人見知りのような警戒心が一切なく、人が手を牛の口のあたりに近づけるとペロペロと舐めてくれます。初めは子牛より参加したお子さんの方が少し怖がっている様子でしたが、だんだん慣れてくると近くまで行って直接触れながら、牛に話かけているお子さんもいました。

 

牛を一通り見た後は、牧場内にある堆肥センターを見学しました。ここは小林牧場の資源循環型農業の中心部で牛の糞~乾燥させて肥料にする~肥料を地元の果樹農家が使う~ワイン用に搾った葡萄粕が出る~それを牛の餌として与える~牛の糞… というサイクルの一部を実際に見ることができました。

 

次に甲州ワインビーフの大きな特徴でもある飼料(葡萄粕やおからなど)保管庫を見学させていただきましたが、牧場見学中には参加者から「非常に景色がよく、風が清涼である」、「イヤなにおいがほとんどない」、「牛が非常に元気で愛くるしい」などの意見がでました。これらは、まさに小林牧場で取り組んでいる自然環境への配慮と健康的な牛を育てたいという想いが実際の形になったものだと感じました。

 

最後は生産者小林さんの「私たちは食べることで生きることができる。食べることへの感謝の気持ちを忘れてはいけないよ。」という、とても大切なお話で見学会は終了となりました。

 

今回の親子見学会は「環境」・「地域」・「安全」などへ強いこだわりを持った小林さんの情熱を知って欲しいという主旨でしたが、同時に「生きること」=「食べること」→『命の大切さ』という想いも含んでいました。

 

短い時間ではありましたが、参加していただいた皆さんにはそれぞれ感性で、いろいろなことを学んでいたけたのではないかと思います。ご

参加いただいた組合員さん、小林牧場のみなさん本当にありがとうございました。