パルシステム山梨では、組合員の皆様に安全で安心できる食品を提供する責務を果たし、生産者と緊張感ある良好な産直関係を育むため、独自商品の残留農薬検査を定期的に実施しています。6月は甲斐市の荒川さんのサクランボの残留農薬検査を行いました。
- 薬剤検査 390項目
- 検査機関 パルシステム連合会 商品検査センター
- 収穫日 6月11日
- 検査日 6月19日
使用目的 | 農薬成分 | 農水省残留基準 | 検出値 | 出荷基準 | 防除計画有無 |
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殺菌 | フェンブコナゾール | 1ppm | 0.122ppm | ○ | ○ |
殺菌 | アゾキシストロビン | 3ppm | 0.012ppm | ○ | × |
殺菌 | キャプタン | 5ppm | 0.009ppm | ○ | × |
殺虫 | クロチアニジン | 5ppm | 0.012ppm | ○ | × |
殺虫 | チアメトキサム | 5ppm | 0.125ppm | ○ | × |
殺菌 | ピラクロストロビン | 2ppm | 0.067ppm | ○ | × |
殺虫 | ブプロフェジン | 1.9ppm | 0.045ppm | ○ | × |
殺菌 | ボスカリド | 3ppm | 0.170ppm | ○ | × |
農水省が農薬取締法で定める「指定農薬」成分に該当し、全て微量な検出値で「残留農薬基準」の範囲内でした。
パルシステム連合会では、「残留農薬基準」の「1月2日以上」検出の場合に、出荷停止にしていますが、該当しません。また、「栽培計画及び事前申告 のない成分」が農水省基準の「1月10日以上」検出の場合に原因調査の上、対策をおこなうことにしていますが、こちらにも該当しません。
しかし、パルシステム山梨では、防除計画や使用記録にない7成分が検出され、原因が特定できないため、飛散被害や混入などの可能性を含め、調査を開始しました。その上で生産者と協議し対策を講じる予定です。