パルシステム山梨 長野

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バランゴンバナナ生産者交流会を開催しました

バランゴンバナナ生産者交流会を開催しました

2013.9.16パルシステム山梨 長野

9月13日(金)バランゴンバナナ生産者交流会を、富士山の麓にある富士Calmにて開催し、バランゴンバナナの生産者に会いたいという組合員さんが33名参加されました。

 

最初にATJ(オルタートレードジャパン)の幕田さんから、フィリピンの歴史、バナナが栽培されている現地の様子や生産地のありのままの姿を見なが らお話を聞きました。バランゴンバナナ生産者のビクターさん、農事法人理事のシモラさん、オルタートレード社のパウロさんも想いのつまったご挨拶で、参加 された皆さん熱心にお話を聞いておりました。バランゴンバナナは高い山に自生しているバナナで、それを生産者が時間をかけて運び、水洗いだけで出荷されま す。現地の生態系を壊すことなく、バナナを出荷して得た賃金で子供を学校に行かせることが出来るようになったこと、宗教問題や貧困ゆえの争いも、ともにバ ナナを生産することで、平和な状態になることが出来たことなど、バナナを通じて自立した生活が出来るようになったことなどを知ることが出来ました。

 

16_4学習会の後は、バナナの食べ比べをおこない、バナナの味の違いに皆さんとても驚かれていました。各テーブルに生産者も入り、日本語と英語、ジェスチャーを交 えての交流。バナナスイーツやバナナシェイクを味わいフェアトレードコーヒーや紅茶を試飲していただきました。日本の震災の時には、福島にバナナを送って いたことを知った方からは「生産者の方も大変な暮らしをしているのに、日本が震災で大変だった時には、バランゴンバナナを送って下さって本当にありがとう ございました。バナナと一緒に心も届けて下さっているのだと思い、とても嬉しかったです」という感想をいただきました。

 

参加された組合員さんからは「バナナが木でなくて草でビックリ」「どのように作られているかをよく知ることが出来てとても良かった。背景を知ること の大切さがわかりました」「私の生活の中に特に大きく存在するわけでもなく日常の1コマのものなのに、それを生産し購入することで、遠く離れた人々の生活 が成り立ち、平和をもたらしている。そんなこと考えていませんでした。安全なものを求めた結果がそういうことにつながっている…勉強になりました」などた くさんの感想をいただきました。バランゴンバナナの背景には、安全なバナナを子供に食べさせたいという日本の母親の願いと、自立した生活や平和を望む現地 の人々への自立支援という深いつながりがあります。これからもバランゴンバナナにつまった思いを大切にして、さらに民衆交易の輪を広げていきたいと思いま す。