3月15日(土)木の国サイトにて、森林資源の循環を学び、木質バイオマスとは何かを知ってもらう。気軽に参加してもらう機会を作りたいと、環境委員会主催で開催しました。
当日はきれいな富士山が目の前に見え、ぽかぽかの陽気でした。広い会場に子どもたちは元気いっぱいでした。
まずは、環境委員会メンバー指導のもと、参加されたお子さんに薪での火おこしにチャレンジしてもらいました。薪の組み立て方、新聞紙・牛乳パックをどのように挟んだらいいのかをレクチャーしていただき、いざ、マッチで火をつけます。なかなかマッチを上手く擦ることができず、マッチに火がついても、新 聞紙へ火をつけることができません。「炎の先を新聞紙や牛乳パックに近づけることがポイント」ということを聞き、再度チャレンジ。何度かチャレンジし、火 をつけることが出来ました。火がついたら、炎が上がるまで待ちます。炎が上がってきたら、薪を追加していきます。お子さんたちは興味津々にやり方をみてい ました。
薪に火がついたらお湯が沸くまでの時間、お勉強です。やまなし木質バイオマス協議会の志沢さんにクイズを交え、木のことについて教えていただきまし た。森林クイズを聞くだけでも楽しいですし、森林は大切ということが伝わったと思います。また、木と金属を触って温度を確かめる実験では、物の温度は変わ らないけれど、どれだけ手から熱を奪うのかの違いとうのを知って、驚いていました。
薪やお湯、生地の準備が出来たところで、いよいよ蒸しパンづくりです!3種類の色をつけた生地を使って、カップの生地に好きな模様、文字を書き、デコレー ションをしていきます。子どもだけでなく、大人も楽しんでいました。薪で沸かした釜のお湯の上に、蒸し器で蒸していきます。蒸しあがるまでの間、 (株)ECOテックの石川さんにペレットストーブ・薪ストーブの説明をしていただき、学習をました。ペレットストーブや薪ストーブはあまり見たことがない ので、質問をされたりしていました。説明を聞いている間に、ふわふわの蒸しパンが蒸しあがり、想像以上のふくらみに皆さんビックリしていました。出来上 がった蒸しパンを食べ、皆さんより「おいしい」とのお声いただきました。
今回のイベントで、なかなか体験しない、マッチや火付け、火の当番など、楽しく学んでいただけたと思います。また、木で、薪で火をおこし、暖をとっ たり、料理をしたりしたことで、普段電気やガスなど使っている皆さんに、木を、木質バイオマスを身近に感じていただけたと思います。
今後も、環境委員会では組合員さんや地域の方々へ環境について考えていただけるよう呼びかけを行っていきたいと思います。
パルシステム山梨では、2013年12月にやまなし木質バイオマス協議会に加入し、今回のイベントでも講師等などでご協力をいただきました。
大好評だった蒸しパンの材料を紹介
材料(生地)
- 国産ホットケーキミックス150g
- 産直たまご1個
- こんせん牛乳100ml
- 花見糖大さじ1
- 菜種油大さじ1
材料(デコレーション用)
- オレンジ:牛乳の変わりにキャロットさん100mlを使う
- 緑・茶色:無糖の抹茶とココアを粉に適量混ぜる
- 他は生地の分量をそのまま使います。
ひとくちメモ
マッチは紙の箱に入っていることが多いけれど、小さい缶の入れ物に入れて、内フタにヤスリ(マッチを擦る部分)を貼り付けておくと、しけらないし、雨の日でも使えます。水に落としても安心ですね。