パルシステム山梨 長野

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

2015年の新春を迎え

2015年の新春を迎え

2015.1.01パルシステム山梨 長野

パルシステム山梨
理事長・白川恵子

新年明けましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、2015年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また日頃より、パルシステム山梨の事業と活動に大きなご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

昨年の2月14日から15日にかけての関東・甲信地方を中心にした大雪は甲府市でも過去最大となる積雪114cmを記録し、富士河口湖町、埼玉県や群馬県の一部地域において観測史上最大の積雪を記録しました。湿った雪と暴風によりハウスの崩壊や保管庫がつぶれた産地も多く、県内外の産地の皆さんの被害は甚大なものとなり、パルシステムでは募金活動や役職員によるビニールハウスの解体や撤去作業などの支援活動を行いました。

その大雪を乗り越え3月10日には予てよりの念願でありました西桂センターが稼働を開始しました。組合員の皆様には配送曜日や時間等の変更でご迷惑をおかけ致しました。新しくきれいで働きやすいセンターでは様々なイベントも開催され、組合員や地域の皆様が気軽に集える場となっております。皆様も是非お出かけになりセンターを盛り上げて頂きたいと思います。

いまだ数多くの難題が山積する福島第一原発事故の「いま」を無視し原発再稼働に向けた動きがみられる4月11日に、石炭や地熱発電などとともに原子力発電をベースロード電源と位置付けた、国民の気持ちとかけ離れた「エネルギー基本計画」が閣議決定されました。秋以降の、一部電力会社の系統連系「回答保留」問題や、新エネルギー小委員会での固定価格買取制度(FIT)の運用見直しに向けた論議内容を見る限り、進み始めた自然エネルギー拡大にブレーキが掛かるのではと懸念しております。

そのような状況ではありますが、脱原発と自然エネルギーへのシフトを明確にした、パルシステムエネルギー政策に則り、2016年に実施予定の電力小売りの全面自由化とその後の発送電分離に向け、パルシステムPPSから電力が購入できるような準備を粛々とすすめていきたいと思います。

また、4月1日から消費税率が5%から8%に変更され家計の圧迫が懸念されましたが、計画的消費のおすすめや食品の脱ロスや脱ムダの取り組みが功を奏したのか、組合員の皆様の商品利用は前年より若干増えた結果となっております。

これからも新しい時代を創造するパルシステム山梨として、心豊かなくらしと共生の社会創りに向け様々な取り組みを展開していきたいと思いますので、本年も引き続き皆様の変わらぬご支援やご協力をよろしくお願い申し上げます。