パルシステム山梨 長野

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一宮テーマ活動「福島は今、どうなっているの」を開催しました

一宮テーマ活動「福島は今、どうなっているの」を開催しました

2016.1.20パルシステム山梨 長野

2015年9月に一宮センターの組合員さんを中心に「福島をつながろう」をテーマに、「山梨と福島をつなぐ会」を発足しました。東日本大震災と原発事故から5年が経過した今、被災地はどうなっているのか、山梨にいて何ができるのか、改めて地域の皆様に考えていただくことを目的に活動を開始しました。

今回の企画は、「南相馬市博物館」学芸員の稲葉修氏と「ならは盛り上げ隊」の藤井将氏をお招きし、「福島は今、どうなっているの」と題し、1月17日(日)に、山梨市街の駅やまなしにて講演会を開催しました。

第1部は、稲葉さんから当時の悲痛な思いとともに、5年が経過した今も、何も改善されていない町の現実、動植物の放射能汚染の問題など、新聞報道やニュースでは聞くことのできない、現地のありのままの姿をお話いただき、まだまだ、復興が進んでいない現実があることを知らされました。調査を継続する中で、震災が動植物に与えている影響は大きく、元に戻らないことを痛感し、今の当たり前の生活を大切にしてほしいとおっしゃっていました。

第2部は、ならは盛り上げ隊の藤井さんから、仮設住宅で暮らす楢葉町住民の方たちと「布ぞうり」づくりの物語を語っていただきました。

 

布ぞうり作りを通じて、地域のコミュニティづくりや生きがい作りなど、そこからさまざまなアイデア・創造が生まれ、多くのつながりができたことをお聞きしました。

地域を良くする、復興支援を行うことは簡単にはできないことですが、一人ひとりが、一歩踏み出して行動を起こすことができたら、大きな力になる。まずは、一歩踏み出すことからはじめてようという想いを伝えていただきました。

当日は、古Tシャツ回収も呼びかけ多くのTシャツを集めることができました。このTシャツ1枚を出すことが復興への第一歩になります。今後、パルシステム山梨では、組合員さんに古Tシャツの回収を呼びかけ、遠く山梨の地でも復興のお手伝いができるよう、また互いの情報交換ができるよう、福島と山梨をつないでいきたいと考えています。

ならは盛り上げ隊