8月27日(土)アピオ甲府に於いて、オープンカレッジを開催しました。オープンカレッジは組合員に限らず、一般の方にも広く参加していただき知識を学ぶ場として毎年2回開催しております。
今年度第1回目となる今回は、ベストセラー「貧困大国アメリカ」の著書、国際ジャーナリストの堤未果さんをお迎えし「報道されないTPPの真実と守るべき日本の宝」と題し講演会を開催しました。
堤さんは、米国と日本を行き来し、日本のマスコミが伝えない米国の現状を多面的な角度から追り、メディアで発言、執筆、講演活動を続けています。経 済危機後のアメリカでは貧困層は最貧困層へ、中流の人々も貧困層へと転落していきました。「急激に進む社会構造の変化、二極化の足元で何が起きているの か」また、国内だけなく海外との関係においても
TPP 等、農業・消費生活の大きな転換期を迎え、私たち消費者の生活への大きな不安となっています。「アメリカで進行していることは近い将来の日本の未来だ」と 警鐘を鳴らしており、徹底した取材を通してアメリカの姿を発信し続けている堤さんの講演を聞き、私たちの未来について真剣に向き合う機会となりました。
私たち生活協同組合は、「心豊かなくらし」「共生の社会」をグループ理念として掲げ、助け合いの精神を基本として、お互いの信頼を基盤とする産直運動、一人ひとりが安心して暮らすこのできる社会づくりなどに取り組んでいます。
参加された方より「地域単位で、つながり、伝えていく、を実践していきたい」「真実を理解した小さな集まり、声こそが一番大きな力、影響力をもたらす事の重要性がわかった」などの感想を頂けました。
これからも人と人との繋がりを活かし、誰もが暮らしくらしやすい社会、支え合っていける社会づくりを目指し、運動の輪を広げていきます。
