8月21日(火)~8月23日(木)の3日間、パルシステム福島組合員のご家族(9組23名)を山梨にお招きし、今年で6回目となる福島の子どもたち保養プログラム「富士山の麓、山梨で…夏の思い出をつくろう2018」を開催しました。
原発事故から7年が経過しましたが、とくに福島県では放射能への漠然とした不安を抱えたままでくらしている親子も多くいます。放射能を気にしながらの生活は、子どもを外で遊ばせるのをためらう親にとっても、思う存分遊べない子どもにとっても事故前と比べてストレスの多い状況。そうした日常から離れて、思いっきり遊ぶことができる機会をつくる取り組みが、パルシステムが2011年から取り組んでいる「福島の子どもたち保養プログラム」です。
【1日目】
早朝よりいわき市を出発し、郡山市を経由して、富士河口湖町にある「鳴沢氷穴」に到着しました。鳴沢氷穴では、暗い洞窟の中を、慎重に奥へ奥へと進み、大きな氷の固まりの美しさや洞窟の寒さなど、自然の雄大さを感じました。
【2日目】
伝統木造による木組みジャングルジム『くむんだー』を富士河口湖町民体育館でおこないました。『くむんだー』とは、簡単な部材の組合せで、子どもたちが遊びながら木のジャングルジムを作っていく中で「釘などを使わずに、木と木を組みあげていくことで構造を作っていく」という、日本の伝統木造の知恵を体感することができます。最初は組立方法を考え悩んでいましたが、最後は大工さんのように手際よく組立ていました。
山梨のニュースにも取り上げていただきました。
その後、甲府市にある「五味醤油」へ移動し、みそ蔵の見学とみそアート体験をおこない、自分たちで描いたみその絵をお味噌汁としておいしくいただきました。
【3日目】
パルシステムの産地「御坂うまいもの会」で、生産者との交流・ぶどう狩り体験をおこない、体いっぱいに山梨を感じ、山梨を思いっきり楽しんでいただけました。
2泊3日とあっという間の時間でしたが、参加者の皆さんは、山梨をたくさん!たくさん!満喫していただきました。きっとこの夏の一番の思い出になったのではないでしょうか。
このような活動をパルシステム山梨では、引き続きおこなっていきます。