パルシステム山梨 オープンカレッジ2018
パルシステム山梨 オープンカレッジ2018
-このイベントは終了しました。-
主催:パルシステム山梨
9月9日(日)山梨県立博物に於いて、オープンカレッジを開催しました。オープンカレッジは組合員に限らず、一般の方にも広く参加していただき知識を学ぶ場として毎年開催しております。
今回は、講演会「マイクロプラスチック」ってなに? を開催し、100名の方にご参加いただきました。一般社団法人JEAN事務局長の小島あずさんを講師にお招きし、海のごみの問題について、長年海岸でのゴミ拾い・調査を行ってきた豊富な経験をもとにお話しいただき、その中から海のプラスチックごみの問題とりわけ破片化した「マイクロプラスチック」についてお話いただきました。海なし県の山梨に住む私たちには、なかなか身近に感じられることは少ないですが、ごみの多くは河川等から流れてくるということでは「関係のない人はいない」と重い言葉もいただきました。
問題提起を受けての取り組み報告として、今年7月に立ち上がったばかりの「山梨マイクロプラスチック削減プロジェクト(通称Yama・P)」について代表の永井寛子さんより、報告いただきました。永井さんからは他にも特定非営利NPO法人「スペースふう」のリユース食器取り組みや、他の団体と取り組む「広がれ!小瀬エコスタジアム実行委員会」での小瀬スタジアムでのゴミ拾いなど報告いただきました。
パルシステムグループでもプラスチック排出総量削減に取り組み、リユース・リサイクルを進めている他、商品価値を損なわない範囲での軽量・減量化や、材質切り替えなどもメーカーに協力いただきながら進めています。プラスチックごみ、マイクロプラスチックの問題の現状を知って、意識を変え、自身の日常の行動からも、社会の中のさまざまな立場でも、連携しながら、取り組んでいく、そういった機会提供の1つになったかと思います。
「マイクロプラスチック」ってなに?~プラスチックごみ 世界で年3憶㌧!?~
※マイクロプラスチックとは
海に流れ出たプラスチックは、紫外線や波の力で砕けていきます。直径5㎜以下の小さなプラスチックのごみをマイクロプラスチックと呼びます。プラスチックはいくら小さくなっても分解してなくなることはありません。有害物質が吸着し、そのマイクロプラスチックを動物プランクトンや魚がエサと間違えて食べ、生態系への影響が懸念されています。
もう少し海のこと考えて。
プラスチックごみの海洋汚染について、生活での消費量増加に加え、分解してもなくならない性質から、微少化した「マイクロプラスチック」による海洋生物への影響など、深刻な実態が明らかになってきており、これに対応しようとする市民・企業等の動きも盛んに報道されています。
環境を重視し、循環型の社会づくりを目指し、海なし県ゆえに日常的に知ることのない海のごみの現状について、学びを深め、「プラスチックごみを出さないために何ができるか」を考えてみませんか。
小島あずささん
一般社団法人JEAN事務局長、ICC(国際海岸クリーンアップ)の日本のコーディネーター。広告制作の仕事を経て、友人と共に布製の買い物袋を企画販売、日本初のエコバッグとなる。1991年に仲間3人でJEAN設立、以来ICCの日本での普及啓発、対策推進のための会議開催、政策提言などに取り組んでいる。
◆時 間:13:30-15:00(開場13:00)
◆定 員:100名
◆保 育:あり ※組合員のみ(有料300円※生後6ヶ月~)
詳しくはコチラ>>