オープンカレッジ
オープンカレッジ
-このイベントは終了しました。-
主催:パルシステム山梨
9月2日(土)ジット甲府プラザ(甲府市)にて、パルシステム山梨オープンカレッジ2017を開催しました。
国際交流NGOピースボートの川崎哲氏を講師に「核兵器のない社会に向けて 私たちができること」をテーマに、当日は約60名の組合員の方々にご参加いただきました。
まずはじめにピースボートの始まりや取り組みなどを紹介。被爆国・日本を本拠とする国際NGOとして、核兵器の非人道性を世界に訴え、核兵器を非合法化することに貢献することが世界的な使命だと考えています。
広島や長崎に投下された原爆の核燃料「濃縮ウラン」「プロトニウム」サイクルや原子炉内部の仕組みなど説明し、現在日本は約48トンのプロトニウムを保有し、核兵器7~8,000発分となること。また世界には約15,000発の核兵器が存在し、数そのものは減ってきているが、その脅威は非常に高まっているとのことです。
核不拡散条約(NPT)(2010年)では、赤十字国際委員会(ICRC)総裁「核の時代に終止符を」と核兵器の非人道性を訴える声や核兵器禁止条約(2017年)の採択では、130カ国以上が参加し、122の国が賛成へ手を挙げ、今後は、各国の署名や批准が50カ国になってこれらが発効されることなどを講演していただきました。
《参加者の声》
引き続き、パルシステム山梨では、核のない社会の実現を、地域へ広く訴えていきたいと思います。
国際交流NGOピースボート 川崎 哲 氏 講演会
「核兵器のない社会に向けて 私たちができること」
1945年8月15日 終戦の日。
その数日前、相次いで原子爆弾が投下されました。
それによって世界で唯一の戦争被爆国となってしまった日本。
戦後70年が過ぎ、戦争を知らない世代が大多数となっている現代社会ですが、日本からしか発信できないこと、しなければならないことが今もあるのではないでしょうか。
パルシステム山梨ではヒバクシャ国際署名に取り組み、核のない社会の実現を広く訴えていきます。核兵器に関する昨今の状況、ヒバクシャ国際署名の経緯など、理解を深め、大きな取り組みとしていきたいと考えております。
【川崎 哲(かわさき あきら)氏】
ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN) 国際運営委員。「アボリション2000」調整委員。2008年から 広島・長崎の被爆者と世界を回る「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」 プロジェクトを実施。2009~10年、日豪両政府主導の「核不拡散・ 核軍縮に関する国際委員会」でNGOアドバイザーをつとめた。 2014年5月、「集団的自衛権問題研究会」をたちあげ、同代表。 著書『核拡散』(岩波新書)で日本平和学会第1回平和研究奨励賞を受賞。 雑誌『世界』(岩波書店)をはじめ国内外のメディアに寄稿多数。
恵泉女学園大学非常勤講師 (2007年度~「軍縮と核」「グローバルガバナンス論」)。 東京外国語大学の非常勤講師として「コンフリクト耐性をそなえた国際 職業人教育」事業に参画(2014年度~)。2016年度は以下の大学 で非常勤講師:早稲田大学・文学学術院(アジアにおける人間の安全保障)
南山大学大学院(国際地域文化プロジェクト研究)日本平和学会会員、 第22期理事(2016~2017年)。日本軍縮学会会員・編集委員 (2011年~)。原子力市民委員会、第2部会(核廃棄物部会)メンバー
【プロフィール引用元】川崎哲氏ブログより (http://kawasakiakira.at.webry.info/profile.html)
【お問い合わせ・申込み先】パルシステム山梨運営室
055-243-6327