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概要

2019社会貢献

4パルシステムはずっとエシカル私たちにできること産地とのつながり組合員や職員が直接産地を訪問し、生産者の取り組みのこだわり、自然や生きものの大切さを、実際に体験して実感する交流、また全国各地の生産者が山梨に来県して、学習会や料理教室を開催するなど、生産者と消費者の信頼や絆を深めています。その他、産地の栽培方法や生産履歴を組合員と生産者がともに確認し合う二者認証制度の公開確認会を1999年よりおこない、生産者と組合員のより良い関係性を保っています。フードドライブ貧困問題への取り組みとして、フードバンク山梨主催「子ども支援プロジェクト」への協賛をおこなっています。年2回、組合員を対象に「フードドライブキャンペーン」を実施し、合計1.6tの食品を集めることができました。集まった食品は、フードバンク山梨(南アルプス市)へお届し、生活に困窮する子どもたちのいる各家庭へ届けられます。またパルシステムのセットセンター(商品の仕分けなどをする事業所)で発生する余剰品の提供等もおこなっています。オープンカレッジ組合員はもちろん、地域の方に「食や農」「地域を元気にする」学びの場として、2007年からオープンカレッジを開講しています。2018年度は9月に「マイクロプラスチックってなに?」を開催し、一般社団法人JEAN事務局長の小島あずさ氏を講師に、海のごみの問題についてお話しいただき、その中から海のプラスチックごみの問題とりわけ破片化した「マイクロプラスチック」についてお話いただきました。3月には「甘いバナナの苦い現実」を上映し、大規模な海外資本のプランテーション農場における栽培と生産者・地域住民の実態から安く食べられているバナナがどのような状況で作られ、どう現地に影響しているかを学びました。ふだん購入している食材や日用品が、どのように作られ、どうやって届けられたのか。その過程で起こった環境や社会への影響を考えて、商品を選ぶことが「エシカル消費」です。パルシステムの事業は、人や環境への配慮を中心に据えて進んできました。振り返るとそれは、エシカルそのものです。たとえばそのひとつが、産直産地での環境保全型農業の推進。多くの農家が化学肥料や除草剤を使用し収量を優先していた時代に、パルシステムは地域に先がけて農薬を削減してきました。今後もパルシステムは、よりよい未来を残すための"選択"を考え続けていきます。『ほんもの実感!』くらしづくりアクション協同組合の一員としてパルシステムは、理念「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」に基づき、商品を“選ぶ”ことで持続可能な社会の実現を呼びかける「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」を展開しています。利用や交流を通じた「作る」と「食べる」をつなぐ活動で、作り手のくらしや環境にまで思いをはせ、この先も持続できる社会をともに考えたい。「 ほんもの実感!」は、パルシステムの“食&くらしづくり宣言”です。