ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

あーしあん10月号294

6なるほどVFK正福寺住職アーユス仏教国際協力ネットワーク理事遠山 章信さん 7月からチームに合流しているドゥドゥ選手、エドゥアルドという名前のニックネームを登録名にしています。すっきりとネオ七三分けのことが多く、日本でこの髪形をしているとまじめ人間だと思われてしまいますと言うと、まじめなのは髪形だけです(笑)とのこと。 1対1の強さ、ドリブルの速さ、相手をかわしてフィニッシュまで持って行けるのが自分の強み、チームの力になりたい!と意気込んでいます。応援してくれるサポーターを幸せにしたいと語ってくれました。(取材日8月10日)GOGOシュートだ!ドゥドゥ選手 アーユス仏教国際協力ネットワークの活動を始めるきっかけとなったのは、若手の僧侶で行ったスタディツアーのタイでした。当時タイでは、仏教界がエイズは前世の罪が原因と公言していたことや、病気やウイルスの知識が充分ではないことから、エイズ患者は迫害されていました。私達は、スタッフ・患者さんと地方の村に行って、話したり劇を行ったりしながら、エイズに対する偏見を取り除く活動をしていました。知識はありましたが、まだエイズを怖いと思う自分がいました。タイでは大皿料理を自分のお皿とスプーンで取り分けて食べるのですが、2回目からは必然的に口の中に入れたスプーンを使うことになります。ある日ふと気づくと、感染者の方達と、こだわらず食事を楽しんでいる自分がいました。この時、自分の中の一つの壁を乗り越えたことを感じました。アーユスでは、海外向けにはフェアトレード商品の販売や現地で活動する団体の支援をしたり、国内では福島の放射能検査済みの安全な野菜を販売したり子ども達の保養の受け入れ等を行っています。 今年で6回目になる保養キャンプの受け入れ。伊達市のお寺から打診され、震災が起きた年の夏から、近所にある三軒のお寺で協力し合って行っています。自然いっぱいの富士山の麓で、少しの間でも放射能から離れて暮らす生活。現在は、少し良くなっているかもしれませんが、当初福島で子ども達は、夏でも長そで長ズボン、外に出て遊ぶ時間等生活が制約されている中、保養では、とにかく、アウトドアで過ごしてもらいたい。お日様の下に出そうと、全てのプログラムは屋外のものです。カヌー、富士登山、洞窟探検…、準備してあげたから楽しんでねではなく、途中までを作って、来てくれた子達と完成させるキャンプです。最初は3年行うことをめどにしていましたが、僕に駆け寄ってきて「来年も来たい!」と言ってくれた子どもがいました。来年もやりたい、やらなければと思っています。週末パン屋~いえぱん実みこ粉~(韮崎市)教えてあげたい素敵なスポット韮崎市若宮1-10-19T E L:050―3573―3050営業時間:10時半~16時(売切れ次第終了)営業日:金・土曜日 子ども達が大きくなって手を離れたら始めたいと思っていたパンや焼き菓子のお店を、時期は少し早かったが環境が整い、今年の4月に住宅街の一角を店舗にオープンした。可愛らしいお家がデザインされた木の看板が目印。店名は、家でお母さんが作る普段毎日食べるようなパンをイメージし、「いいじゃない人生一回きりだから、やってみたら」と背中を押してくれた母の愛称も加えた。ずっと子ども達に、自己流だが素材にこだわったパンを焼いて食べさせていて、「おいしい!」と言われたい一心で、同じパンでも小麦粉の配合を変える等試行錯誤を繰り返し、また、料理、パン、フランス菓子の教室にも通った。 この店のパンは、国産小麦はもちろんのこと、洗双糖、天然酵母、遺伝子組み換えされていない原料を使った油の使用等、毎日安心して食べられるように素材にこだわって作られている。カレー、カスタード、あんこ味が人気のオリジナル厚焼シリーズは、ほんわか丸い形で具とパンの配分が絶妙。シンプルな薄いパン生地に季節の野菜でしっかり調理された、もったりとしたカレーやラタトゥーユ。具がかなり多めなのに全然しつこくなく、簡単なランチを食べ終わったかのような充足感。けして大きいとは言えないこのパンが、子ども達が食べるのに、一個でもお腹にたまり、野菜や牛乳等が入っている事により栄養面もフォローできればと考えだされたことに納得。 その他にも、噛みしめるほどに口の中に小麦の味が広がる、もっちりとしたベーグルや、カップケーキ、アメリカンマフィン、フォカッチャ、その時に手に入る季節の材料で作られる個性的なパン、何があるかは来店してのお楽しみ。パルシステム山梨の組合員でもあるオーナー、パンに使われているオレンジピールは、無茶々園の甘夏で作られているそう。お店を営業する日は、前日から様々な段取りをして、午前4時過ぎには家を出るという小・中・高生のお母さんでもあるオーナー。土曜日には、可愛い看板娘に会えるかも。(取材日8月26日)20若宮神社●至甲府至清里至韮崎IC至長野● 韮崎東中学校韮崎高校●いえぱん・実粉七里岩トンネル韮崎駅黒沢川