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概要

あーしあん11月号295

2『パルの調味料はいいじゃんね~、豆トラ醤油と便利つゆは大好きで必ずきらさずおいてるよ~♪でもこの「R」ってなに?』 現在パルシステムで回収できるものは「R」のマークがついているのをご存じですか?パルシステムのものをパルシステムに返すこと。それだけでも、循環型社会のしくみづくりに参加しているのです。回収できるものは、紙パック・ABパック・ヨーグルトパック・商品カタログ・外箱・お料理セットのトレー・たまごパック・プラスチック袋類、そしてリユースびんです。今回はリユースびんの舞台裏をご紹介いたします。 日本においてリユースびんの歴史は古く、量り売りの時代は各家庭に醤油や酒専用の徳利がありました。大量消費大量廃棄の時代を経て、「循環型社会形成推進基本法」ができ、地域3R運動も定着し、自治体回収など身近なものになってきました。しかし、本来3Rは「減らす」「再利用」「再生利用」の順番のはずなのに、自治体回収といえばリサイクル(再生利用)です。一度砕いて再度作り直すのでコストがかかっているのです。リユース(再利用)には、古い業界体質が影響して単価ありきの状態。引き受ける業者もシャワー式などコストダウンをはかるためメーカー側も敬遠してしまい、うまく循環していません。環境に配慮してリユースを選ぶ生協の考え方は実はとても先進的なのです。 ふたをはずして、プラフィルムははがし、水で軽くすすいだびんを通い箱に戻します。配達担当者がセンターに持ち帰り、チェックして(愛のあるチェックなのでRびんでないものやふたがとれなかった!はここで対応しています。迷ったときも安心して出してくださいね)リユースびんを回収業者へ引き渡します。今回は“きょうされん”さんの場合でご紹介いたします。 共同作業所全国連絡会と東都生協が提携して開設されたきょうされんリサイクル洗びんセンターは、5つの生協の洗びんを扱っています。一年に四百五十万本の洗びんを行っています。一般的な洗びんは吹きかけて洗うシャワー式ですが、きょうされんでは浸漬式といって石けんの成分でおなじみの苛性ソーダのプールに漬けて、ジェット水流で洗浄します。すすぎだけでも三槽と安全面に万全を期しています。何重にもチェックを重ねての検品を経て商品メーカーで調味料を充填され、新たな商品として再び組合員のみなさんのもとにお届けされるサイクルです。 センターサポーターの組合員さんたちと視察した際も、目をこらしてようやくみつけられるような傷で跳ね出され、検品基準の高さに驚きました。「中身の安全性には自信があります。でも、使われないと経年劣化によるよごれがクレームになり、だんだんと基準が厳しくなってきてしまいます。コンスタントに使って、洗ってのサイクルを繰り返してほしいです。授産施設でもあるので福祉面からも環境面からも利用があるということが本当に大事なのです」 「山梨は特に県の取り組みからも環境政策が充実していますね」とお褒めの言葉もいただきました。レインボープロジェクトに加え、ワインびんの全面リユースに取り組むために“きょうされん”さんも県庁にいらしたとか。ご縁も感じました。 商品の背景を理解して選ぶことで、私たちは社会を変えていくことができます。週に一度、パルシステムの商品を選ぶことでも「買い支える」というかたちで安心して暮らすことができる社会をつくることに参加しています。まずは調味料一本から「ほんもの実感」はじめましょう♪リユースを選ぶ、返すと変わる!ごみをつくらないくらしのしくみ理事だより理事 杉野 美幸◆第18回定例理事会報告(2016年9月29日開催)全議案、可決・承認されました◆協議事項①役員の再任制度及び立候補の上限年齢に関する内規制定について②第13期第15回常任理事会議決事項:「TPPを今国会で批准しないことを求める緊急署名」取り扱い 報告・承認について③理事長専決事項:笛吹市との災害時における相互協力に関する協定書締結 報告・承認について④役員の疾病に伴う対応について⑤方針課題担当理事変更について◆特別報告 役員人事委員会答申について