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概要

あーしあん11月号295

3 新卒採用として1998年に入協しました。甲府センターで配送を2年、本部事務所で組合員活動を8年、経理担当を5年、そして今は、一宮センターで組合員活動を担当して4年目になります。 私の生協感は、若くして?しかも長い期間、組合員活動を担当させていただいたことによって他の職員と比べるとちょっと偏っているかもと感じています。本部に配属されてまもなくの頃は、組合員活動のあり方や理事の生協への関わり方など、事務局担当として携わり、生協って組合員による組合員のための組織なのだと深く実感しました。当時は、職場環境もシステムも整っておらず、組合員と職員との手づくりも多く、双方の想いを知る良い機会ともなりました。 当時の配達の仕組みは、グループ(班)が当たり前で、始めたばかりの個人宅配手数料は400円。組合員が組合員にお届けするハッピーメイトという仕組みでした。また、組合員同士の交流も盛んで、食の安全や環境問題など、方針や具体的な取り組みも含め、運動面においても、激しい議論もなされるなど、組合員の想いにあらためて生活協同組合ってスゴイ!こんなにも真剣に考えているんだ!と思ったものです。 時代の流れはグループから個人宅配に変わり、少子高齢化、核家族化など生活スタイルも多様になってきています。以前のような生協の運営に関わっていただける組合員は減少傾向にあります。私の仕事は簡単に言うとパルシステムをより深く知っていただいてファンになっていただくことです。生協の民主的な運営は組合員によって創られるもの、その事を念頭に置いて、多くの方に参加、参画いただけるような業務を進めていこうと思っています。 話は変わりますが、パルシステム山梨はVF甲府が存続の危機の時から、支援を続けています。私はねっからの野球人で、小学校から高校までずっと野球をやっていた為、サッカーなんてと思っていたのですが、資金面など、様々な苦労もある中で、大企業をバックに持たず、サポーターや地元スポンサーからの応援で、トップカテゴリーで頑張り続けているヴァンフォーレ甲府がとても好きです。地域の為、山梨の為に頑張り続けるVF甲府をみんなで応援しましょう!あ、でも、阪神タイガースも好きです。ついでに、魚釣りも好きです。今後ともよろしくお願いします。一宮センター 副センター長 武井 康 1998年入協組合員さんのお話を熱心に聞く入協当時の私 秋の臨時国会でTPP協定批准阻止に向け、パルシステムでも多くの賛同者を募り、取り組みをすすめています。 昨今、TPPの批准については、アメリカよりも、意外と日本の方が積極的ということも言われています。TPPが批准されてしまったら、今ある日本の安全や生活保障、低価格で受けられているサービスや教育までが揺るがされてしまう可能性があります。さらに一層の格差社会が進んでしまうとも予想されます。食の面では、国産の産地表示や細かな原料表示は海外製品に対する差別として他国から訴えられる可能性もあります。現にアメリカはWTOルールにおいて、国内で販売する牛肉に対し、カナダやメキシコから貿易障害を訴えられ、アメリカは敗訴、国産表示が廃止となっている経緯があります。 大企業に有利な構図がすすみ、1企業が国を相手に訴訟を起こし、国が敗訴するなど、国が企業の営利に左右されてしまう危険性があります。今ある、日本の当たり前の安全や保障、サービスは日本の制度の中でこそ活かされるのだということを山田氏の話から理解できると思います。また、TPP交渉については情報公開がほとんどされておらず、締結後も4年間の秘密保持義務が課せられています。 日本が批准しなければ、TPPは発効しません。私たち、国民が主権者です。ぜひ、私たちのくらしを守るために、一人でも多くの方にメディアに出ない真実を知っていただきたいと思います。☆日時:11月20日(日)13時半~ 15時☆会場:ぴゅあ総合 中研修室☆お問合せ・お申込み:    パルシステム山梨 事業本部    055-243-632811月20日緊急来県!課題推進チーム【TPPがくらしや社会に及ぼす影響】講演会弁護士・元農林水産大臣 山田 正彦氏アメリカも批准できないTPP協定の内容はこうだった!!講師紹介早稲田大学第一法学部卒業。司法試験合格後に、五島で「牧場」を経営。オイルショックの影響で牧場経営を挫折。その後、弁護士事務所を開業し中小企業の借金問題、サラ金問題に取り組み、暴力金融と徹底的に闘う。4度目の挑戦で衆議院議員に当選。平成23年農林水産大臣に就任。宮崎県で猛威をふるった口蹄疫では、現場の最高責任者として封鎖にあたる。大臣退任後、「TPPを慎重に考える会」の会長を務め、現在「TPPを考える国民会議」の副代表として全国的に活動中。TPP交渉差止・違憲訴訟の会幹事長