ブックタイトルあーしあん1月号297

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概要

あーしあん1月号297

パルシステム山梨 理事長白川恵子 新年明けましておめでとうございます。 組合員の皆様方におかれましては、2017年の新春を健やかにお迎えの事と心からお慶び申し上げます。 東京電力福島第一原発事故による避難者は47万人から約14万人まで減少しましたが、避難の長期化により、被災者の心身のケア、コミュニティ形成支援、住宅・生活再建に関する相談支援体制の整備等、引き続き切れ目ない支援が求められています。 4月に熊本県でM7.3の地震が発生し、死者131名、負傷者2,337名となり、多数の家屋が倒壊しました。国の重要文化財に指定されている熊本城の二つの櫓が崩れるなど被害は大きく、パルシステムでは現地にボランティアを派遣するとともに「熊本地震緊急支援募金」を呼びかけました。パルシステム山梨で730万7,200円、グループ総額では2億3,990万2,690円が寄せられました。募金は、現地で活動する支援団体の活動費や被災した皆さんへ直接支払われる義援金、産直産地やメーカーへの見舞金として活用させて頂きました。 電力小売りを全面的に自由化する改正電気事業法が4月に施行され、これまで各地域の電力会社10社によって65年間販売を独占されてきた市場が開放され、商社や石油会社、ガス会社などが相次いで新電力として参入しました。パルシステムも再生可能エネルギーを中心にしたパルシステム電力から組合員さんへの電力供給を開始しました。原子力や化石燃料に頼らない電力への転換、生活者がエネルギーを選択できる社会づくりにチャレンジしていきたいと思います。 2016年もまた1月から北陸・中国の日本海側や九州を中心とした降雪、沖縄の記録的な低温、奄美大島で115年ぶりの降雪、夏の干ばつや9月の長雨、北海道や都内での強風被害、相次ぐ台風上陸、全国的に異常気象が続く一年でした。また、フランス、ドイツ等世界各地でテロの脅威にさらされた年でもありました。 国内における、2020年東京五輪・パラリンピック大会のエンブレムや国立球技場問題、築地市場の豊洲移転問題、夏の参院選で改憲勢力の拡大、海外でも英国の欧州連合離脱問題、韓国の朴槿恵大統領の親友の国政介入疑惑、米オバマ大統領のキューバや広島訪問、米大統領に共和党の実業家ドナルド・トランプ氏が当選するなど大きく変革の時を迎えているように感じられます。 この間、パルシステムグループが反対してきたTPP交渉は、11月に衆議院本会議で与党などの賛成多数により可決されましたが、TPP離脱を主張するトランプ氏が次期米大統領となるためその動向を見極め、産直産地やメーカーの皆さんと共にできる取り組みを強化していきたいと思います。 協同組合としての貧困対策や就労支援も求められている中、多様な結び合いと協働の力で繋がり直し、これからも新しい時代を創造するパルシステム山梨として、「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」のパルシステムグループの理念の実現に向け様々な取り組みを展開していきたいと思いますので、本年も引き続き皆様の変わらぬご支援やご協力をよろしくお願い申し上げます。2017年の新春を迎え2◆第20回定例理事会報告(2016年11月24日開催)可決・承認されました。◆協議事項2017年度市民活動助成金助成限度額決定について