ブックタイトルあーしあん2月号298

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概要

あーしあん2月号298

 「子どもの貧困」は今、社会的に大きな問題としてさまざまなメディアで取り上げられていますのでご存知の方も多いと思います。6人にひとりがそのような状況にあるという統計は、にわかに信じられないことのようですが、実際の学校現場では本当に深刻な問題になっているようです。そんな中、企業などからまだ食べられるのに廃棄をしなくてはならない食料をゆずりうけ、生活困窮家庭に配布をしている『フードバンク山梨』が、昨年も冬休みを前に「子ども支援プロジェクト」をたちあげました。学校給食がなくなる長期の休みは生活困窮家庭の子どもたちにとって、栄養バランスのよい食事を取ることができず、成長に大きな影響を及ぼしかねないのだそうです。 『フードドライブ』というのは、私たちのような団体、企業や学校などで家庭の余剰食品を集め、フードバンクに寄付をする活動です。昨今では多くの学校や組織でも取り組まれています。パルシステム山梨でも、これまで役職員を中心にフードドライブを行ってきましたが、今回、はじめての試みとして組合員さんにご協力をいただいて実施をすることにしました。 まずは、西桂センターエリアの組合員さんにご協力をいただくこととし、チラシを配りました。すると少しずつですが、食品が集まってきて、最後には小会議室半分ほどになりました。不安であったスタッフもホッと胸をなでおろすとともに、パルシステムの組合員さんの暖かい心を感じました。西桂センターの組合員さん、ありがとうございました。 11月26日(土)、パルシステムの役職員ボランティア14名が集まって仕分けと整理を実施しました。多くの食品をまず、種類別(レトルト食品、麺類、乾物、調味料、お菓子、飲み物、など)に分け、それをまた賞味期限別に細かく分けていきました。品物を手にするたびに「どんな家庭にいくのかな…」、「このお菓子、喜んでもらえるかな…」などと想いを馳せながら、作業をすること2時間、終わってみるとパルシステムのコンテナ45ヶ分、280kgにもなりました。早速当日、フードバンク山梨に贈呈いたしました。 「子どもの貧困」問題にどう取り組むか、私たちに何ができるのか、今試行錯誤の最中です。それでも、今すぐできることを行い一歩ずつ進んでいくしかありません。今回のフードドライブもほんの一握りの活動でしかないかもしれませんが、続けていくこと、広めていくことで関わってくださった方たちとともに、次のアクションを考えていくことしか今はできないかもしれません。 今回ご協力をいただいた西桂センターエリアの組合員さんにはお礼を申し上げるとともに、これから一宮、甲府と繋げて行くことができるよう企画をしています。そのときは一宮、甲府の組合員さんもご協力をよろしくお願いします。フードドライブinパルシステム山梨理事だより常任理事 吉岡 初枝2◆第21回定例理事会報告(2016年12月22日開催)全議案、可決・承認されました。◆協議事項①2017年度 事業活動方針骨子(案)承認について②「経理規定」一部改定について③組合員活動あり方検討会答申取り扱いについて◆特別報告組合員活動あり方検討会答申について