ブックタイトルあーしあん2月号298

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概要

あーしあん2月号298

鉄則1鉄則2鉄則4鉄則3ります。欲しいと思った時に、このことを思い出しましょう。●お得感に弱い たとえば「福袋」。中に何が入っているかわからない福袋。中身を買っているつもりで、10万円の価値のものを1万円で買えるという、お得感を買っているのです。これが人間特有の置き換えという心理。モノそのものにはあまり興味がないけれど、買い物という行為を通じて、お得感を味わうことが真の目的になっているといえます。整理・収納スキル5つの鉄則★服……一週間で着る服の量を季節ごとにキープしましょう。今の生活を考えながら自分で決めましょう。例えば男性のスーツは、月曜日から金曜日まで5日、各季節5枚と決める。そして、いったん各種類の所有枚数を決めたら、絶対にその数を守りましょう。★食器…一年に一度使うか使わないかを基準にして、使う食器だけを棚に戻して、その食器の数を適正量とします。★買い物した時にもらった紙袋…家族3人の場合、大中小合わせて20枚と決めてみませんか?★雑誌…気になるページは、初めて見た時に切り抜いて別に保存しましょう。そして、新しい号が来たら古い号を廃棄します。※使いきっていないから持っているという考え方は、整理にとって効果的ではありません!適正量をきちんと知ればモノは増えない★下駄箱・押し入れなどの収納棚… 中段↓下段↓上段の順に使いやすいと言われています。しかし、使いやすい中段に物を詰め込みすぎたり、逆に取り出しやすいのにあまり使わないものを入れていませんか?一度チェックしてみましょう。★テーブル…部屋の中心部に置きましょう。テーブル上の散らかり具合が目立つので、片付けようという思いがおこりやすいのです。 モノを使用頻度によって、5段階に区別します。使用頻度①毎日使う     ②2?3日に1回使う③週に1回程度使う ④月に1回程度使う⑤年に1回程度使う 使用頻度①?③のものをきちんと整理しておけば、生活は格段にしやすくなります。整理の最終的な目標は、モノの置き場所を決めることです。この①?③の指定席を確実に決めましょう。動作・動線と物を置く高さを意識すれば散らかりにくくなる使用頻度別収納で圧倒的に使いやすく 複数でひとつの仕事をしてくれるモノをグループとみなします。例えば、手紙や投稿用紙を書く時に使うものは、辞書、便箋、ペン、老眼鏡…。書こうと思い立った時に、これらのモノを、それぞれの場所から持ち出すのは大変です。片付けも面倒くさいものです。カゴを用意して、これらの道具を入れましょう。そして、このカゴにも指定席を作りましょう。最近インターネットのメールなどの影響か、手紙を書く人がほとんどいなくなったそうです。この方法で筆まめになる人が増えれば、少し生活が豊かになりそうです。 家族が使うものについては、決められたモノの定位置をひとりひとりが共有しましょう。 くらしサポート事業担当として、利用者の幅広いニーズに応えることを目的に「整理収納アドバイザー2級」を取得しました。 私自身整理収納には苦手意識があり、遺伝や育った環境、また性格的な問題で、得意不得意があると考えていました。「整理に対する先入観、イメージを捨て、受講してみましょう」という講師の言葉を受け、真っ新な気持ちで受講してきました。「私は夏場1シーズンで3?4枚のTシャツを着まわして生活し、それ以外に服を持たない( 仕事着のスーツ等は別)。次のシーズンにはTシャツ3枚ほどを新調し、昨シーズンのものは処分する」という講師の話は極端に感じましたが、「不要なものは持たないべき」を印象付けてくれました。受講から1週間後、自分と子ども合わせて100着余りの衣類を処分( リサイクルショップに持ち込み) し、週末は整理収納する時間を少しでも作るようにしています。 「今日はまずトイレから」「キッチンだけ整理しよう」という様に、少しずつ着実に整理の達成感を味わいながら、整理収納を楽しんでみてはいかがでしょうか。グルーピングで無駄な行動をなくす鉄則5 定位置管理で「探し物」の必要なしくらしサポート事業推進室課長補佐 土屋 洋子 日本では、「片付ける」という言葉の意味を「しまいこむ」と認識されている方がまだまだ多いようですが、違うのです。整理というのは、モノを使いやすくするためにどうするかということなのです。そして収納というのは、モノを使いやすい状態にするということなのです。使用目的や頻度、使用時期別にモノが区別されている状態ステージ35