ブックタイトルあーしあん305

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概要

あーしあん305

テーマ「あなたが感謝したい人や事」ご記入いただいた個人情報は、「あーしあん」に関連する使用目的においてのみ利用させていただきます。あーしあん9月号投稿用紙●ペンネームをご記入下さい。( 無い場合は、実名で掲載をさせて頂きます)●ご意見も併せてご記入下さい●パルシステム山梨HPあーしあんコーナーの投稿フォームからも受け付けます。本紙のぱるLettersで採用させていただいた方には、パルシステムポイント500ポイントをプレゼントします!掲載は11月号予定あーしあんNo.305発行:パルシステム山梨理事会           ●本部事務所 〒400-0051 甲府市古上条町225-1 TEL 055-243-6340   ●西桂センター 〒403-0022 南都留郡西桂町小沼869-1   0120-32-1061編集:パルシステム山梨管理・運営本部       ●甲府センター 〒400-0051 甲府市古上条町428-5   0120-28-5891   ●一宮センター 〒405-0071 笛吹市一宮町北都塚288-1   0120-21-9898このコーナーはパルシステム山梨の役員が暮らしや活動の中で感じた想いなどを綴っていきます思い、未来へつなぐ 牛乳パック回収運動は大月の主婦たちの呼びかけから始まりました。 今から約35年前、平井初美さん(故人)はPTA活動をしていた仲間と一緒に子育てと生き方を考える「自主グループ たんぽぽ」を作りました。その活動の中で、「牛乳パックは良質なパルプが原料として使われている。」ということを知り、「捨ててしまってはもったいない。子どもたちに物を大切にする心を育てたい。」という思いから牛乳パック回収の呼びかけを始めました。 主婦、中学生、高校生、大学生、教育関係者など多くの人の関わりにより、運動は瞬く間に広がりを見せました。 その当時私は大月市内に住み、母も活動に参加していました。それまではゴミとして捨てられていた牛乳パックですが、飲み終わったら「洗って、開いて、乾かす」こと、そして、たんぽぽへ届けることが当たり前のようになっていった様子を目の当たりにしています。 市内のみならず、全国各地から送られてくるようになり、たんぽぽの事務所は牛乳パックで溢れていました。しかし、回収してもその先のルートがなく、平井さんはリサイクルし製品化する筋道作りのために奔走したそうです。 自ら行動しその姿を子どもたちに見せたいという平井さんの姿勢や考え、生き方に多くの人が共感をし、この小さな運動が日本全国、そして世界からも注目を集めることになっていったのです。 30年以上の歳月を経て、この運動の始まりを知らない世代が増えてきました。 牛乳パック回収発祥の地に住む私たちが、この運動の意義を伝え、守り続けていくことが大切だと思っています。 「洗って、開いて、乾かす。そして回収に出す。」 小さな行動でも大きな力となり未来を創っていくことになります。常任理事 古家 滋子