ブックタイトルあーしあん306

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概要

あーしあん306

2 甲府駅北口に賑わいをと、平成24年に場所を移して新たに開館した山梨県立図書館。建物には、ぶどう棚やぶどうのカゴ等、外観内装とも随所に山梨らしさを取り入れています。資料の収集方針が、本は一冊しか買わない主義。「県民が必要な本を、例えば5年に1回しか使わないような本であっても、図書館というのは揃えておく。特に県立図書館として収集しておくのが務めであり役割である」と副館長の羽田さんは言います。蔵書は、現在65万冊。 移転して大きく変わったのは、私語厳禁で静まりかえった図書館ではなく、人が集まって活動できる図書館になったというところ。利用する人の様々なニーズ、「集中して勉強がしたい」、「みんなで集まって音楽を一緒にやりたい」「静かに本を読みたい」等。それぞれに応じた部屋やスペースがあり、その充実が県民の活動を支えています。 館内にはテーマに沿って本を展示する情報サテライトというコーナ―が2か所あり、山梨県関係と一般のテーマに分けられ、それぞれ2か月ごとに展示替えが行われます。10月の予定は、贈りたい本大賞「~大切な人に送りたい1冊~」。これは山梨読書活動促進事業の一環で4年前から行われている独自のイベント。発案は阿刀田高(あとうだ たかし)館長で、スペインのカタルーニャ地方にあるサンジョルディの日の本を贈る習慣にちなんだもの。自分が贈りたい本を、150字以内という短い文章で表現するのは意外と難しいと言います。毎年3000作を超える応募があり、大賞に選ばれた本や文章が展示されます。 県立博物館や県立文学館等県内の各施設とも連携して、見学した人の「もうちょっと知りたい」という知識への入口を拓くとともに深く掘り下げる準備は万端! 県立図書館の愛称は「かいぶらり」、ちょっとぶらっと立ち寄ってみると、新しい世界が見えるかも。本は一冊しか買わない主義そうだ、図書館へ行こう 秋になりました。日を追うごとに長くなる夜、さあもう一度文学少女・文学青年に戻る時がやってきた!今、山梨県内の図書館では、その館独自の特色を打ち出し、様々なイベントを行っている。あなたがやりたい事の…知りたい事の、広大な世界への入口がここにある。山梨県立図書館 甲府市北口2丁目8番1号◯開館時間 閲覧エリア: 平日 9:00~20:00土日・祝日 9:00~19:00 交流エリア: 9:00~21:00◯休館日 閲覧エリア: 月曜日(祝日の場合はその翌日)年末年始等 交流エリア: 年末年始等◯問合せ先 : 055-255-1040(代表)055-255-1041(施設予約)