ブックタイトルあーしあん306

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概要

あーしあん306

3 三島由紀夫文学館、徳富蘇峰館等がある山中湖文学の森公園内にある図書館で2004年に開館。子どもたちに本を読む環境をという村民の方からの要望と、指定管理者のNPO法人地域資料デジタル化研究会のマルチメディアを要所に取り入れたいという目指すところが、うまく融合した山中湖情報創造館。 学習室と研修室は、明治時代に建てられた山中尋常高等小学校を移築復元、マルチメディアコーナーも3Dプリンターがあるなど充実し、なんとヒューマノイド型ロボットの見習い職員ペッパー君もお出迎えしてくれます。館長さんをはじめ職員の方はパソコン等の技術に精通し、スマホ、タブレットなどの電子機器が上手く動かなかったら、相談にのってくれるそうです。 この館が誇る便利なところは、開館時間が長い、休館日が年に19日間、貸し出し期間が3週間なことです。思い立ったら、かなりの確率でいつでも訪れることができます。他に、電子図書や24時間貸し出しのサービス、また東京まで行く大人の選書ツアーも開催し、図書館の可能性を最大限に追い求めています。 「子どもたちには本を読めとただ言うのではなく、大人自身が本を読んでいる姿を子どもたちに見せるということが必要なのでは…。」という館長の丸山さん。活字離れが問題化し、デジタルの世界が広がりつつありますが、本を読む力があってこそ、はじめてデジタルの機械が使いこなせるそうです。『今まで知らなかった別の世界への扉を開けるきっかけになることができれば』という想いが随所にこもっています。 赤ちゃんから大人までのサービスを行う中で、今ある蔵書を使ってどんなことができるかに、図書館としてチャレンジしたい!を常に模索している甲州市立の各図書館。 合併して同じ市内になった勝沼図書館は、ブドウとワインの本と資料を全国一収集していて、近辺のワイナリーや行政とも連携して様々な企画を行っています。 塩山図書館では、これまで場所が限られているために行えなかった児童向けサービスを充実したいと、重要文化財である甘草屋敷が整備されるのに合わせて、甘草屋敷子ども図書館を開館しました。ここでは、敷地内で、パークライブラリや縁側カフェ、お父さんのおはなし会、絵本の原画展が行われています。 県内で唯一定期開催している知的書評合戦ビブリオバトルは、中学生以上に向けたイベントとして取り入れられました。おすすめの本を持って集まった発表者が、順番に1人5分間で本の紹介をします。その後2分間の質問タイムがあり、全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」投票を行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とするという公式ルールで行っています。 今回で13回目を迎えたこの大会、県内外を問わず本好きの方が集まり、チャンプ本を目指して何回もチャレンジする高校生や大学生もいます。質問タイムでは、どんな質問にも即座に応えていた発表者の方のその本に込める思いがうかがえました。本日のチャンプ本は雨宮日菜さんが紹介した「相棒」。終了後は、発表された本を借りることもでき、普段自分が読まないジャンルの本の開拓にもなるそうです。「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」次回は11月26日開催、謎というテーマが設定されています。知的書評合戦ビブリオバトルを開催山中湖情報創造館 山中湖村平野506-296◯開館時間: 4月?11月 :9:30?21:0012月?3月: 9:30?19:00(平日、土日、祝祭日とも)◯休館日: 月末の平日(土日祝の場合はその前の平日)・大晦日、元旦・蔵書点検期間(毎年2月に5日間)◯問合せ先: 0555-20-2727甲州市立塩山図書館 甲州市塩山上塩後240◯開館時間: 月・水・木・金 10:00~19:00土・日・祝 10:00~17:00◯休館日: 火曜日と月の最終平日・祝日の翌日・年末年始等◯問合せ先: 0553-32-1505別世界への扉を拓く