ブックタイトルあーしあん307

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概要

あーしあん307

2パルシステムのお肉屋さんとパン屋さんに行って来ました! パルシステムでは、組合員と食の安全を共につくりあげてきました。「安全で美味しいお肉を安心して食べたい」という組合員の思いから、精肉・食肉加工品の会社としてパル・ミートを設立しました。 工場見学で訪れたのは千葉県にある習志野事業所です。入荷された原料肉を整形、製品加工、計量、包装と一連の作業が行われています。 いざ、工場内へ。工場で最も大切な衛生面。頭のてっぺんからつま先まで完全防備。お馴染みのローラーでコロコロ、ホコリ一つ入れません。専用の長靴に履き替え、塩素消毒をします。手洗い、アルコール消毒、エアーシャワー?をして、やっと中に入れます。 まずは、原料冷蔵庫。厳しくチェックされた冷蔵肉が部位ごとに管理されています。一貫して0℃~10℃で管理。衛生・品質管理が徹底されていなければ、生産者からの美味しいお肉も台無しになってしまいます。次に、整形へ。熟練の従業員が包丁を使い巧みな技で、原料肉をカットしやすい形にしていきます。?長い方で30年のベテラン、余分なスジや脂を手際よく切っていました。この整形時に出た端切れは、ひき肉などの製品に利用されるとのことです。 そして、それぞれの規格に合わせ正確にカットしていきます。豚ロース切身や牛ロースひとくちステーキなどは手切りでないと計量が難しいとのこと。包丁で一枚一枚丁寧に作業していました。もちろんスライサーなどの機械でもスライスしています。その後は計量へ。人の手を使って、1パックごとに検品、計量する製品や計量から包装まで一度にできる機械もありました。この機械は、本来アメを計量してパックする機械で、お肉用に改良してもらった特別な機械だそうです。パックされた製品は、「微小金属検出装置」と「金属探知機」?で入念にチェックし、機械で重量チェックをした後、自動的にラベルが貼られ、さらに人の目によって検品後、製品化されます。ここまでの工程を経て、組合員のみなさんに届く商品になります。 工場内の整形やカット、計量する部屋は品質保持のため15℃を保っています。従業員の方々は、ずっと立ったまま冷えた部屋での作業。午後は、それぞれしっかり清掃の時間を設けるそうです。やはり、工場での衛生面にはとても気をつけているようです。従業員の方々があって、商品ができる。大変な作業に頭が下がる思いでした。 このような加工する工場は衛生面などで多くの人が目にすることができません。しかしながら、パルシステムでは組合員へ産直商品の価値を伝えながら、こういった情報もしっかりと出して、組合員との信頼構築を図っていきます。 最後に私たちの食卓に並ぶ食べ物には、多くの人が関わっているのだと常々思います。豚や牛、鶏を育てる生産者、野菜や果実を育てる生産者、それを調理できるよう加工する人、商品を届けてくれる人。家族と一緒に、日々の食に感謝していきたいと改めて思いました。熟練の従業員の巧みな技パルシステムの産直は、生産者と組合員が繋がっている。それは、信頼があってこそ。組合員が産地に行ったり、生産者が来てくれたり、そんな顔と顔が見える関係にあります。それなら、お肉やウインナー、パンを製造している工場はどうなの?パルシステムには、お肉とパンの直営工場があります。今回は、みなさんがなかなか見られない工場の内部をご案内したいと思います。???