ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

あーしあん316

3はじめのはじめ 入植者の2代目で、当時20~30代の若手生産者が中心となって「21世紀の農業を考える会」という学習会が立ち上げられました。そのアドバイザー的存在だったのが秋田県立大学の谷口吉光先生。先生は有機農業に造詣が深く、パルシステムの生産者消費者協議会の顧問もしていました。 21世紀の農業を考える会は、ただお米を売る所を探していたのではなく、購入者と自分たちがお互いを訪れたり話をしたりと交流ができる関係を望んでいました。消費者と交流する中で得られるいろいろな情報を自分たちの農法に役立てていきたいと考えていたのです。 谷口先生から「まじめにこれからの農業を考える生産者グループが立ちあがったので、産直関係が作れないか」とパルシステム山梨に打診があり、当時の役職員が現地を訪れ田んぼを見学するなど何度か相互に交流を行い、当時コープやまなしとの産直が始まりました。パルシステム山梨組合員限定予約登録米 オーリア21が栽培する“あきたこまち”が定期的に届きます 「あっこちゃん」は、化学農薬や化学肥料を慣行栽培の半分以下に抑えた秋田県特別栽培農産物認証米です。通常精米と無洗米が、また、化学農薬、化学肥料を使用せずに栽培した有機米(JAS有機認証取得)もあります。①あっこちゃん5kg(通常精米)②美人あっこちゃん5kg(無洗米)③美人あっこちゃん2kg(無洗米)④有機あっこちゃん5kg(通常精米) 4週に1度、上記のお米をA週かC週どちらか都合が良い週にお届けします。オーリア21との年間交流5月…職員研修 大潟村の歴史を学び、農作業体験や田んぼの生きもの調査を行い、パルシステム山梨の研修としています。今年も3人の職員が行ってきました。西桂センター職員 篠崎由希乃さん5月25日~27日 きれいに田植えが出来たので、手植えをすることもなく時間よりも早く終えることが出来ました。あまりの時間で「代かり」も体験することが出来ました。 我が家のご飯は、あっこちゃんです。お米のおいしさだけでなく、作ってくださっている人たちは、こんなに良い方達ですよ。というところからも今後は、組合員さん達にお話をしていきたいな、と思っています。いつか稲刈りもお邪魔できたらいいなと思いました。 田んぼに空の雲や、山々が写っておりとても綺麗だったことに感動しました。9月…収穫祭ツアー 実際に大潟村を訪れて、稲刈りを中心とする農業体験や生産者との交流をします。実際に産地に足を運び、こだわりや産地の想いを知っていただくこと、生産者と交流する中でお互いの“食”を身近なものにするといった目的で企画しています。 2017年9月29日~ 10月1日、今年は7名(組合員3名・役職員4名)で訪問しました。組合員Kさん この収穫祭を通して、大潟村に行くことで、これ以上ないほどのまっすぐな道路、見渡す限り続く広い田んぼ、その周りには縦横に水路がめぐらされ、日本の他の農村とは趣が違うことを実感しました。そして、大規模農業をするために干拓し作られたこの村の歴史など、訪れて知ったことがたくさんありました。 そのような土地で作られた「元気な稲穂あっこちゃん」、生産しているオーリア21の方々との交流で、米作りに対する思いや活動を知ったり、カントリー公社の貯蔵・管理・出荷システムにより、新米の状態で組合員の食卓に届くこと。パルシステム山梨との20年以上に渡る交流、そこから生まれた信頼など、「産直」という本当の意味を実感しました。とても勉強になった意義のある収穫祭でした。11月…オーリア21交流会 大潟村の生産者が来県して、各センターが順番に開催します。今年度は11月に西桂センターで開催する予定です。2月…生産者消費者交流会 山梨で行われます。全国からやってくる生産者と組合員の交流の場で、オーリア21も毎年出席してくださいます。オーリア21(秋田県大潟村)とパルシステム山梨の歴史1993年11月 平成の米大凶作を受け、農業の見識を高めるために大潟村の有志7名で学習会を開始1994年 3月 「21世紀の農業を考える会」発足コープやまなしと第1回お米の交流会を行う1995年11月 コープやまなしとの提携米「元気な稲穂あっこちゃん」供給開始1998年 7月 ファームステイ・職員研修の受け入れ始まる2001年8月 コープやまなし初の公開確認会を大潟村のお米で行う2002年 9月 第1回収穫祭ツアー開催2003年11月 コープやまなしとの提携米「元気な稲穂有機あっこちゃん」供給開始2012年 4月 暴雨被害に対してパルシステム山梨で支援カンパ実施その後、防風林(パルシステム山梨の森)を植樹大潟村役場より「大潟村応援大使」として任命される2015年パルシステム山梨とオーリア21は、産直20周年を迎えた