ブックタイトルあーしあん312

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概要

あーしあん312

2 子どもたちのために、学習・食事の支援・居場所となる「えんぴつひろば」を毎週土曜日に開催しています。対象は、中央市在住でフードバンク山梨が支援している世帯の小中学生。 1日の時間割は、1校時が考える力や試行錯誤する力を養うパズル学習、2校時が宿題やドリルを行う時間。 また、新鮮な野菜や肉類を使用したボランティアさん手づくりの昼食は、不足しがちな栄養の補給を考えて作られており、おかわり自由です。子どもたちは「今日は何かなぁ」と楽しみにしていて、講師やスタッフの方と楽しく調理室のテーブルを囲みます。帰りには、お土産用にと寄贈されたパンやお菓子も用意されています。 午後からはのんびりタイム、1日を過ごすうえで楽しみの時間も大事と配慮された時間です。各所の小学校からきているので、この教室で新しい友達ができる等、子どもたちの交友関係も広がっています。上級生が下級生に教えてあげる良い面も出てきています。 講師の方は、子どもたちが楽しく勉強できるように気を配り集中力が切れてしまった子にもタイミングよく声をかけていました。 教員を退職された講師の方は、「その子の事情にどこまで関わったらいいか戸惑うこともあるが、子どもたちが、ここに来るのがすごく楽しくて、それが生活や気持ちを豊かにしているのが嬉しい」と話してくださいました。 昼食づくりボランティアさんも、ここへ来るのが生きがいと話す方、自分ができることで少しでも誰かの役に立つことが出来ればと仕事との時間をやりくりしている方、多くのスタッフに支えられている教室です。フードバンク山梨のえんぴつひろば(学習支援)できる事から少しずつ~子どもたちのために~学習講師・昼食調理ボランティア募集中!認定NPO法人フードバンク山梨?055- 298- 4844(島田・今福)県内各市町村では、孤立や貧困状態にある子どもの支援や居場所づくり、不登校や障害がある子どもたちのための事業や施設づくり、保育園や小学校の整備等、子育てに対する細やかな支援が始まりつつあります。その構想の中には、学生による学習支援や民間団体主催の子ども食堂、制服や文具のリサイクル等ボランティアの活躍も入っています。個人としての力は微力かもしれませんが、小さなこと一つひとつが集まれば誰かを支える大きな力になっていくかもしれません。今月は、様々な方法で子どもたち、子育てを支えている活動をお知らせします。