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概要

あーしあん318

3 生活協同組合は、消費者(生活者)のための協同組合です。協同組合は非営利組織であり、様々あります。では、協同組合とはどのような目的でどのように日本に根付いてきたのでしょうか。 “日本における協同組合の父”と言われる人物が賀川豊彦氏です。明治から大正にかけ、神戸のスラムに住む貧しい人々の救貧活動に身を投じたことが始まりでした。活動を進めていく中で貧困そのものを防ぐことの必要性に目を向け、そのための社会のあり方(仕組み)として協同組合運動を推し進めました。そこから時を経て今日では様々な分野に協同組合が設立され、地域社会への貢献につながっています。 ぱるくみセミナーの第1回目は、協同組合の理念・原点を学ぶ場として「賀川豊彦記念松沢資料館」を訪ね、賀川豊彦氏の足跡を辿りました。生協の原点を知る旅・ この様な善意に溢れた人がいたことに先ず感動を覚えた。同じ日本人として生を受けたことに嬉しく思う。(略)今日の利益共楽を中心的な思想とする共同組合を樹立したことは素晴らしいと思う。幼少のときに相次いで両親を亡くしている境遇にも関わらず、善意の精神を生涯持ちえた事は、賀川氏の人間性とそれを取り巻く環境も恵まれていたと感ずる。これからの生協のあり方を考えるに値する有意義な研修であった。・ ぱるくみセミナーに参加し、今回の賀川豊彦記念松沢資料館の訪問はとても良い機会でした。生協の原点を知る事は組合員として重要な事だと思います。現代社会の消費者は資本主義の渦の中で安さや流行に左右されやすく、特に食に関しては自分自身が安心安全かどうか見極めないと危ない状況におかれています。その中でせっかく生協組合員になって安心安全な食品を購入できる事だけでなく、その元となっている思想や理念を知り、生協をもっと多くの人に広めて行きたいと思います。・ 海外では、現代の三大聖人の一人と言われ、協同組合の父とも言われている賀川豊彦氏の事を全く知らなかったことが恥ずかしいです。しかし、思い切ってこのセミナーに参加させて頂いたお陰で、松沢資料館の見学、丁寧な説明も受け、賀川氏の事が少し理解できたように思います。私の様に知らない人々に、一人でも多くお伝えできたらと考えています。これからの6回までのセミナーを楽しみにしています。よろしくお願い致します。スケジュール7月 第1回 「賀川豊彦記念松沢資料館訪問」8月 第2回 「パルシステムについて」(理念、歴史、活動の流れ)講師 若森資朗 氏(パルシステム連合会 顧問)9月 第3回 「パルシステム山梨ついて」(理念、歴史、活動の流れ)講師 黒田健二 氏(パルシステム山梨 常勤理事)10月 第4回 「組合員活動の役割について」講師 小林紀久子 氏(日本生協連 組合員活動部 部長)11月 第5回 「参加を通して見えてきたものを共有しよう!」コーディネート NPO法人 bond place12月 第6回 「セミナーのまとめ」コーディネート NPO法人 bond place日本における協同組合の父賀川豊彦若き日の賀川豊彦氏「松沢資料館」