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概要

あーしあん320

2FIT電気(再生可能エネルギー)100%を目指すパルシステム電力。2017年度の実績で、FIT電気(再生可能エネルギー)比率は79.2%。現在の発電産地は43か所。その中から元気アップつちゆが運営する福島県の土湯温泉東鴉川水力発電所をパルシステム山梨の職員が訪れました。電気でも作り手との顔の見える関係を大切に 福島県福島市にある土湯温泉町は、福島市の南西に位置する風光明媚な温泉観光地です。 東日本大震災では、建物の倒壊などの壊滅的被害をこうむり、震災前には16軒あった旅館の数は11軒まで減少しました。 これを受けて、温泉の復興を目指す有志により、2011年10月に土湯温泉町復興再生協議会が設立され、その後、行政を加えた土湯温泉町地区まちづくり協議会に発展し、新たな復興再生事業の推進を図ることとなりました。 主な復興再生事業として、再生エネルギーを利用したまちづくりに取り組むことで、地域資源を活かしつつ、新たな雇用を生み出し地域経済を活性化することを目指しています。 中でも特徴的なものとして、温泉を利用したバイナリー発電※や、既存の砂防堰堤を活用した小水力発電に取り組んでいます。 また、将来的には土湯温泉の電力を再生エネルギーで賄うことを目指しており、新たな再エネの可能性の調査も行っています。※バイナリー発電とは地熱発電の発電方式の1つで、媒体蒸気でタービンを回す発電 日々当たり前に使っている電気が産地の様々な人や想いと繋がっている事を感じました。生産者の方が「パルシステム電力を選んでくれる人がもっと増えれば、資源も場所もあるので発電所を広げたい」とおっしゃっていました。 1人で出来る事は限られていますが、多くの組合員が共に行動する事で、今後原発が止まる社会が待っているかもしれないと感じました。         一宮センター川崎 隆次 講演後はバイナリー発電と小水力発電を視察。また現在の町の様子を見て来ました。今回参加した土湯温泉町はこのような取り組みで復興はされておりましたが、福島県全体を見るとまだまだ戻っていません。最近ではニュース等でも取りあげられる事が少なくなり風化も懸念されますが、私たち職員はパルシステムでんきを通して組合員さんにお伝えしていきたいと思います。甲府センター杉山 賢治株式会社元気アップつちゆ 代表取締役社長 加藤さん元気アップつちゆ(土湯温泉) 電気の産地を訪れて…