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概要

あーしあん320

4エンディングノートを書いてみる 最近よく耳にする「エンディングノート」「終活」について、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?エンディングですから、万が一の時、例えばお葬式に呼んで欲しい人のリスト代わりに使いたい方、みんなに想いを伝えるツールとして使おうと考えている方もいるのではないでしょうか。 「遺言書」は、自分に万が一のことがあった時に遺産を誰に渡すか、民法に従って書面に残したもので、法的効力があります。それに対し「エンディングノート」は、法的効力はありません。「いらないんじゃないの?」「書く意味あるの?」なんて思う人もいるのではないでしょうか? 「エンディングノート」は自分の人生の記録、自身の備忘録としても活用できます。では具体的にどんなことを記録していくか説明していきます。医療や葬儀について 万が一の時、自分自身が思っている対応をしてもらうのに、家族が困惑しないための情報になります。ここには葬儀で流してもらいたい曲や飾ってもらいたい花について書いておくのもいいと思います。遺影に使って欲しい写真を挟んでおくのもおすすめです。その他、葬儀に来てもらいたい友人、知人の連絡先も記入できます。土地・お金に関わること 土地、建物の所在や名義人、貯蓄や保険、年金、お墓などについての情報や貴重品などが保管してある場所。例えば、ここに出てくる貯蓄や保険は、ご自身の葬儀費用として用意しているよ。つまり残された家族のことを思い、何をしてあげられそうかを想像して書くと良いということになります。家族へのメッセージ ここが一番のメインになります。あなた自身の思いを書いてみてください。 「エンディングノート」は書く項目が多く大変だと思われるかもしれませんが、ぜひ書けるところから少しずつ書いてみてください。項目によっては家族の方と一緒に書いてみるのもおすすめです。また遺言書とは違い、いつでも加筆・修正できるのもこのノートのよいところです。先日の講座でお会いした方も、毎年お正月に見直して書き加えたりしていると話されていました。 ぜひ「エンディングノート」は家族がすぐに見つけられる場所に保管してください。せっかく書いても、見つからなければ思いが伝わりませんので。 自分らしい終焉を迎えるために何をすべきか。人生を振り返り、家族や周りの人に「感謝」を伝える「エンディングノート」。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?今月の担当は、LPA(ライフプラン・アドバイザー)のOさんでした。