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概要

あーしあん327

2 公開確認会では消費者が自分の目で確かめることを「監査」と言い、監査する人を「監査人」と呼びます。組合員の監査人は、消費者の視点から産地の取り組みを監査し、監査所見を述べ、監査シートに記述し提出する役割を担います。 公開確認会に監査人として出席するには、初級監査人と中級監査人という2つの講習会に参加して監査方法について学んでいただくことが条件となります。 パルシステム山梨は、5月14日(火)北杜市に於いて、株式会社ファーマンの公開確認会を開催しました。監査品目はコア・フードの玉ねぎとにんにく。「持続可能な農業を目指して」をテーマに、圃場や書類等から運営状況や生育環境等を確認しました。公開確認会に参加して ファーマンは2017年に設立されました。 代表の井上能孝さんが16歳のとき訪れたアメリカの広い大地、その地で抱いた農業への思い。今年で就農17年目になる井上さんは、地域、組合員など様々な人と連携していくことで、持続可能な農業を目指しています。 「ファーマン」は「ファーム」と「マン」を組み合わせた言葉で、直訳では「農場男」です。そして、○○マンと言えば、強くてかっこいい人の象徴。農業という職業について、そんな憧れを持ってもらいたいという思いが込められています。 八ヶ岳南麓の風光明媚な自然環境の中、有機JAS、無農薬・無化学肥料で栽培しています。 生産圃場の90%以上が有機JAS認定(転換期間中を含む)されています。 肥料には米糠(無洗米を作る時にでる糠)、市内産の堆肥、鶏糞を使用。環境循環型農業に取り組んでいます。 圃場には昨年10月に植え付けをした玉ねぎ、にんにくがずらりと並んでいました。 栽培面積は玉ねぎが1.5ha、にんにくは1haです。どちらも約9割をパルシステム向けに生産しています。 機械による定植を行うことで、収量をさらに伸ばしていく取組みも行っているそうです。 生産者一人ひとりの思いを尊重しながら農業を続けていくファーマン。 山梨の農業、日本の農業をけん引して行く大きな存在になっていくだろうと思いました。 “ファーマンはこれから発展していきます”という力強い言葉が印象に残っています。 常任理事 古家滋子公開確認会~持続可能な農業を目指して~