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概要

あーしあん328

3 1992年にリオデジャネイロで行われた「環境と開発に関する国連会議」が開催されたことから、世論で海や川などの水質保全を図る気運が盛り上がりました。行政や地元自治体が住民を巻き込む形で取り組み、川のゴミが激減した自治体が出てきたりと、どうにもならないという認識だったゴミ問題が「どうにかなること!」になってきたのです。 しかしまた新たな問題も浮かび上がってきました。今回お話をお聞きした、桂川・相模川流域協議会の日向さんは、20年以上川の清掃に取り組んでいます。「マイクロプラスチックは海辺の話。魚やイルカ、海鳥のお腹から、レジ袋やプラスチックゴミが出て、死んでしまって可哀想という話だけではない」とのこと。源流など川の上流域でもすでにゴミがマイクロと言える段階まで小さくなっているというのです。 源流域に暮らす私たちは、どこかマイクロプラスチック問題を他人事ととらえていなかったでしょうか…?現在、川のゴミの問題は山梨県内の全流域で等しく起こっていることです。使い捨てのプラスチックを安易に使用しない。ゴミは拾える大きさの時に拾う。小さなことの積み重ねですが、私たち一人ひとりのマンパワーが、この問題を急速に解決の方向へ導くかもしれません。こんなこと、してみよう!・ 生ごみを捨てる時に使っていたレジ袋やプラスチック製の袋をやめてみよう!不織布の袋を使い、ゴミ箱に入れる時には、水を切って新聞紙でくるむ。・ 衣類や日用雑貨は、天然の生地や繊維のものを選ぼう!合成繊維のものを少しずつ減らしていきましょう。マイクロプラスチックダストが、お洗濯をするたびに水に流れます。・ 玄関の目に付くところに、買い物かごやマイバッグを置こう!安易に使い捨てプラスチックを家の中に持ち込まないようにしましょう。 未来に向けて、多くの源流を抱える山梨県の私たちが気持ちよく暮らし、また、下流の人達に豊かで安心出来る水を送ることができるような生活スタイルを模索しなければいけない時期に来ています。プラスチック依存の生活から、プラスチックを使い捨てない生活を、組合員のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。あーしあんでは、組合員のみなさんのゴミやマイクロプラスチックに関わる様々なアイデアや工夫を募集しています。P7ぱるレターのコーナーで、ご紹介できればと思っています。川遊びおすすめのスポット●尾白川渓谷無料の駐車場があり、竹宇駒ヶ岳神社から下ると川も浅く、小さなお子さんと気軽に川遊びができます。●芦川川が流れるキャンプ場があり、キャンプをしながら川遊びを楽しむことができます。日帰りも可能です。●道志の川道の駅どうしから、手軽に川に下りられます。自由に遊べて、トイレもあり、食事もできます。画像提供:桂川・相模川流域協議会