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概要

あーしあん369

2 あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 昨年も私たちのくらしと新型コロナウイルス感染症は共にありました。第6波、第7波の感染者数は増大し、社会活動に大きな影響をもたらしましたが、この感染症と上手くつきあう日常に進化もあったようにも思います。 一方で昨年の2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、願い空しく季節を一巡してしまいそうです。多くの尊い命が犠牲となり、戦禍を逃れ、他国へ避難せざるを得ない人々がいます。 パルシステムグループでは、即時の対話による停戦を訴えて声明文を出しました。そして、組合員へ呼びかけ、人道支援のための募金活動を行いました。これには本当にたくさんの組合員の気持ちが寄せられ、山梨では457万1,482円(パルシステム全体では1億6,697万5,065円)もの募金を寄せていただきました。募金は、国際的に人道支援を行う6つの団体(*)にお贈りし、避難民の方たちへの食糧や医薬品などの物的支援、一時避難所の運営や戦禍で傷ついた人々の心のケアの支援などにあてられました。ただ、長期化する避難生活においては一人ひとりの異なるニーズへの対応も必要になってきているようです。 国連UNHCRの統計によりますと、ウクライナをはじめ世界各地の紛争によって故郷を追われた人の数は昨年5月の発表で1億人を超えたそうです。これからも関心を持ち続け、「平和」を願います。 さて、折に触れてお伝えしておりますが、昨年はパルシステム山梨の設立60年の年でした。60年という長い間には社会の浮き沈みが幾度もあったでしょうし、変化も目まぐるしかったと思います。多くの力の積み重ねの上に今のパルシステム山梨があるのだと思います。そして組合員の皆さま、私たち役員や職員もその歴史を創ってきた一人であり、これからも次の10年、20年を創っていくのだと思います。 今、新型コロナウイルス感染症による社会変化、ロシアによるウクライナ侵攻、行き過ぎたグローバル経済によって生じた歪みなどから私たちは大きな不安に襲われています。 厳しい時代だからこそ、私たちの理念「愛・夢・輝き」の下、これまでの伝統を自信と誇りに「みんながともに心豊かにくらせる」地域社会を目指し、未来に繋いでいきたい、そう思います。今年も応援してくださる皆さまの期待に添えるよう役員職員一同、力を尽くす所存です。 2023年が皆さまにとって、穏やかで実り多き年となりますことを祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。* 特定非営利活動法人 A D R AJapan、特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)、一般社団法人 ピースボート災害支援センター、特定非営利活動法人国連UNHCR協会、公益財団法人日本ユニセフ協会、日本赤十字社(順不同)パルシステム山梨 理事長梅原 隆子迎春2023