ブックタイトルあーしあん329

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概要

あーしあん329

2 「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を言います。 恵方巻が大量に廃棄されるといったことが報道され、問題となりました。 世界で生産されている穀物のうち、直接食用とされているのは半量以下です。 3割以上が畜産や養殖魚の飼料、2割が食品添加物である加工デンプンや甘味料、バイオ燃料に消費されています。 さらに、利用もされずに廃棄される食料もあります。 世界で生産される食料の1/3に当たる、およそ年間13憶トンは食べられずに廃棄されているそうです。 日本の食料自給率は先進国でも最低の39%です。毎年5600万トンの食糧を輸入しながら、1700万トンを廃棄しています。このうち食べられるのに捨てられる500~800万トンの食糧は日本の米の収穫量にも迫る勢いです。世界では、10億人が飢餓に苦しんでいると言われています。その人々に、390万トンの食糧を援助していますが、それもはるかに超える量です。 食品ロスの問題は、2015年9月に国連総会で採択された持続可能な開発の指針「2030アジェンダ」で定められている「持続可能な開発目標(SDGs)」のターゲットの一つに、2030年までに世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させることが言及されています。 そんな中、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が令和元年5月31日に公布されました。 この法律の前文には次のようなことが明記されています。(前文概要) 世界には栄養不足の状態にある人々が多数存在する中で、とりわけ大量の食料を輸入し、食料の多くを輸入に依存している我が国として、真摯に取り組む課題である。 食品ロスを削減していくための基本的な視点として、①国民各層がそれぞれの立場において主体的にこの課題を取り組み、社会全体として対応していくよう、食べ物を無駄にしない意識の構成とその定着を図っていくこと、②まだ食べることができる食品については、廃棄することなく、できるだけ食品として活用するようにしていくこと。食品ロス~自然の中で育つ野菜は形や大きさもそれぞれ、傷がついたり小さな割れも…。味に変わりはありませが、規格外になってしまいます。~