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概要

あーしあん332

2 今年も夏から秋にかけ、非常に強い台風があり、全国的に甚大な被害がありました。何日も停電してしまった地域や家屋の損壊など、不安な夜を過ごした方が大勢いらっしゃったことは今でも記憶に新しいところです。 地球温暖化による気候変動が原因と思われるスーパー台風やゲリラ豪雨。そしてこれからの時期は、大雪も心配です。 冬の生活のポイントや対策について、気象庁甲府地方気象台の調査官 北野芳仁さんにお話をお聞きしました。的確に必要な情報を入手する 甲府地方気象台のトップページからは、気象とその周辺に関わる様々な情報が網羅されています。一番身近なお天気に関わり、冬の災害を避けるために知っておきたい予報は…早期天候情報 2週間先にかけて天候に関する情報を知ることができます。2週間気温予想 週間予報に、その先の8日目~12日目の予報を加えた内容です。ただしその予報は、当日を含めた前後の5日間を平均した値となっています。週間予報 天気、降水確率、最高・最低気温まで発表されます。ホームページではその予報の信頼度が、「A、確度が高い」「B、確度がやや高い」「C、確度が低い」の3ゾーンで色分けされています。天気予報 毎日5時、11時、17時に発表、天気が急変した時は随時修正した情報が発表されます。発表内容は、今日・明日・明後日の天気と風と波、明日までの6時間ごとの降水確率と最高・最低気温の予想です。 現在は、かなりな確率で、気象の危険な状況を予測できるようになっています。その情報により、起こりうるかもしれない危機を回避できる可能性があります。起こりうる可能性第1位~ 大雪~ 考えられる障害①交通障害交通機関がストップする可能性があるので、余裕をもって早めの行動をしましょう。②レジャーの計画無理な計画を立てない、無理をしないことが大事です。スキーやスノーボードに行った時も、雪崩が起こりそうな危険な場所には立ち入らないようにしましょう。訪れる先の気象や道路の情報をしっかり確認しましょう。危険を感じた時は、早めに中止する、帰宅するなどの決断が必要です。③除雪中の事故屋根からの転落・落雪、水路等への転落、除雪機の事故、心筋梗塞等、様々なことが考えられます。落雪を受けた衝撃で気を失って雪の中で窒息死してしまう例もあるそうです。雪かきに慣れている人でも、無理をしない事はとても重要で、山梨県では雪になれていない人が多いので、より慎重に取り組みましょう!冬の気象に備える気象庁 甲府地方気象台 北野芳仁さん画像提供:甲府地方気象台