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概要

あーしあん334

4今月の担当は食育バイザーのOさんでした。健康で生き生きと暮らす!誰もが健康で生き生きと暮らすことが理想ではないでしょうか。そのためには、おいしく食事をとり、運動ができることが大切です。平均年齢が80歳を超える現在、寝たきりにならずに元気に毎日過ごすには、体力を付けておくことが大切です。体の60%は水分、40%は筋肉と言われています。筋肉の量が減ってしまうと、フレイルやサルコペニアという症状になり、転びやすくなったり、姿勢が保てなくなったり、関節の安定が損なわれたり、体の熱を保つことができなくなってしまいます。そのために、骨折や、ヒザ痛のために歩行困難になったり、低体温のために免疫力が低下して、様々な病気をひきおこしたりしてしまいます。筋肉の量を保つためには、バランスの良い食事と運動が大切です。五大栄養素の、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルがあります。糖質・脂質は控えめに、タンパク質・ビタミン・ミネラルはしっかり摂りましょう。1食で、肉・魚・乳製品・大豆製品等、100gのタンパク質を摂れるように食べましょう。昔ながらの一汁三菜を基本に、主食はごはん、主菜は動物性タンパク質、副菜は野菜、副々菜は大豆製品、汁物は季節の野菜など、きのこ、海草を取り混ぜて入れるようにしましょう。5色、赤・黄・緑・白・黒の色を取り入れましょう。運動は1日に30分位を目安に行いましょう。テレビを見ながら、足踏みをするのも良いですね。食育バイザーの出前講座では、「いきいきライフ」の講座を高齢者に向けて行っています。講話・体操・頭の体操のセットになっています。5色の食品の一例赤:肉類・トマト・人参・いちご黄:卵・チーズ・かぼちゃ・レモン緑:ほうれん草・アスパラ・キウイ白:パン・白身魚・大根・バナナ黒:ひじき・しいたけ・レーズンフレイルとは英語の「frailty(フレイルティ)」が語源。「frailt y」を日本語に訳すと「もろさ」や「弱さ」、「脆弱」などを意味します。健康な状態と、加齢や疾患により日常生活でサポートや介護が必要になる状態との中間を意味します。サルコぺニアとはギリシャ語で筋肉を表す「sarx (sarco:サルコ)」と、喪失を表す「penia(ぺニア)」を合わせた言葉です。加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。