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概要

あーしあん338

2 明治時代には薬としても使用されたサフランの日本での収穫量は約20~25キロで国内産のサフランは大変貴重なものです。サフランとサフランを使用したお茶や飴を製造するこの会社でも、3つの圃場を合わせて2キロしか収穫できません。世界で1番の産地はイラン。日本での主な産地は大分です。 スリーピークスの峯岸さんは53年目を迎えた製造業の会社を経営。節目の40周年を迎えた時に起こったリーマンショックを何とか乗り越えはしましたが、製造業を続けていく事に不安を覚えて新たな事業展開を模索していました。そんな時たまたま見ていたテレビでサフランを知り、その栽培方法がなぜか不思議と頭の片隅に残り、その晩インターネットでサフランの球根を購入。その後届いた球根30個位を1ヶ月ほど放置していましたが、ある日開けてみると密閉された箱の中で、球根は網の中から窮屈そうに芽を伸ばしていました。その生命力の強さに心を動かされ栽培を決意し、精力的に動き出しました。山梨県の農政部、大分のJAに相談。当時の組合長を紹介され、大分県を訪れサフラン栽培のノウハウを教えてもらったそうです。そんな紆余曲折を経て10年かけて、山梨という地域性を生かしながらサフランの栽培にたどりつきました。現在は、球根が小さくなる現象を考察中。 病気療養中だった父親が亡くなったことから、サフランの血行を良くする等様々な薬効にも着目、日常的に継続して取り入れやすいように飴やお茶、お菓子を開発しました。 峯岸さんの夢は、統計調査をしたら、山梨県民は他の県に比べて健康な人が多い!それは何故かとなった時に、サフランを摂取しているから!となること。 パルシステム山梨と取引を始めたきっかけは、組合員からの要望があったことからだと言います。 アヤメ科のサフランの乾燥させためしべを採取する細かな作業、植え付けや収穫を、障がいを持つ方と作業を行い農福連携も実践。進む1歩を応援したくなる会社です。スリーピークスうまい甲斐のNew Faceパート23月号で、パルシステム山梨の独自チラシ「うまい甲斐」の新しい生産者やメーカーさんをご紹介しました。今月はパート2として掲載、新たに加わった生産者のこだわりや、商品のおいしさの秘密をご紹介していきます!甲府市