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概要

あーしあん351

2青 果 29年前は産地からセットセンターへは常温配達!配送現場では、トラック内で仕分けされていたため品質劣化が課題でした。 その後、産地予冷→冷蔵車納品→冷蔵セット→保冷箱で配送と進化し、2010年には4温度帯※へ切り替え→そして2020年には青果専用蓄冷材が導入されました。※4温度帯…冷蔵・冷凍・青果・ドライ冷 凍 2009年までは各冷凍取引メーカーが3つのセットセンター(岩槻・相模・新治)に週5日納品が必須でした。また、それぞれのセンターで冷蔵品もセットしていたため、事業規模拡大に伴い物流のひっ迫と品温管理が課題となっていました。 2009年冷凍のみを扱う南大沢センターが出来1か所にしたことでそこでの商品管理・補充が可能になり①アイテム数拡大②品温管理向上③納品場所・回数集約で仕入れ条件改善④自動倉庫システムによるセット棚補充でセットミスも軽減できるようになりました。 そして大きく変わったのは2020年、熊谷セットセンター稼働により生鮮物流再編が可能となり、温度帯別セットセンター配置になりました。(図A) 少子高齢化によるセットの担い手不足に対応した省人化システム導入施設です。 ①GTP②BPD③SPD※④の荷順立てシャトルラックで配送センターごとに組合員に配送される順番に並び替えられます。ここには1度に15,056個のシッパーが入ります。(図B) 以前はセットセンターで商品がセットされたシッパー(白い箱)のまま輸送を行っていました。しかし新システムの導入により現在は集品袋を、冷蔵Cパックと呼ばれる大きな保冷箱にまとめて入れる寄せセットという工程を経て、各配送センターに送り出されています。※① GTP(Goods to Person)セットする箱とセットする商品のみがラインに流れてくるので、作業者は動く必要がなく取り間違えがありません。卵や飲料など箱の下にセットする商品が対象です。 ② BPD(Branch Picking Director )棚にセット商品があるラインを選びセット箱が入っていきます。作業者は、左右のセット商品の棚から商品を投入します。セット箱が停止するので前後の入れ間違いが発生しません。注文点数が多い商品が対象です。 ③ SPD(Super Picking Director)セット商品の棚とセットする箱の前のランプが点灯し作業者に知らせます。前を向いてセットするので作業者の負荷軽減に。受注数が少ない商品と潰れやすく箱の上にセットする商品が対象です。①生鮮物、品温10度以下に管理強化新シッパーは高さ2㎝減、底は2㎝から3㎝にUPさせ、旧820g蓄冷材から新600g×2に。②冷蔵Cパック導入によるプラスチック削減セットセンター?配送センターがシッパーでの輸送ではなくなり、資材消耗が減。商品の上にかけてあった青や白の薄いシートの使用を減らすことにより、プラスチック削減に。③青果用新蓄冷材導入による使用電力量及びプラスチック削減旧820g蓄冷材から新たに開発した青果用蓄冷材500g×2に。商品に直接触れても低温障害無し、「大葉」なども大丈夫。パルシステムの後方物流~商品はどこからどのように届くのか~毎週決まった曜日に組合員宅にお届けしているパルシステムの商品。各産地・メーカー各社からセットセンターに、そしてセットセンターから各会員生協の配送センターに送り出すまでを後方物流といいます。そこには様々な工夫や努力があります。まずは大まかな歴史から~2020年開設の熊谷セットセンターを紹介します!様々な工夫や努力!!