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概要

あーしあん353

2 生命を維持する「食」。市場に流通している「食」は、当然ながらどれも安全で安心、と思うでしょう…。しかし、昨今、日本の「食」事情が大きく揺れています。 パルシステムは、これまで「食」を取り巻く様々な課題を背景に組合員と共に学び、″えらぶ〟をキーワードに運動と商品政策を進めてきました。しかし、″えらべない、避けられない〟のが、ゲノム編集食品です。・・・・・「ゲノム編集」と遺伝子組換え、ってどう違うの? 遺伝子組換えは、もともと持っていない新しい性質(遺伝子)を外から付け加える方法です。 一方、ゲノム編集はもともと持っている性質を(遺伝子を狙って切断して)改変する方法です。国内では、筋肉量を抑える機能を壊して肉量を多くした真鯛や、食中毒の原因となる毒素の合成を抑えたじゃがいも等が研究開発されています。 2020年12月には、国内初となるゲノム編集食品として「シシリアンルージュ・ハイギャバ」という血圧上昇抑制やリラックスに効果がある成分を多く含むトマトが国へ届け出されました。他にも、アメリカでは、ゲノム編集大豆が栽培され、それを原料とする植物油が流通しています。″ゲノム編集食品〟~私たちの食の安全は守られるのか~