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概要

あーしあん356

3影響が及んでいます。日本国内でも今夏、北海道で38.5度を記録した他、約2か月間雨が降らなかったことで農産物は大打撃を受けました。 降雨量の減少は、物流停滞も招きます。アルゼンチンでは、パラナ川の水位が低下し収穫した大豆や小麦が輸出できず、代替輸送によって多額の損失につながっているといいます。他方、新型コロナウイルスにより、航空便の減少や移動制限も影響しています。すでに諸外国では、自国の食料価格の高騰を抑えるべく輸出制限しています。 気候変動や新型コロナウイルスによって、国際的なサプライチェーン(供給網)が大変不安定になっています。2021年10月に食料品他、他品目が値上がりになったのも、農産物の不作や輸出制限が起因しています。 私たち日本の食卓の大半を輸入品(国内自給率は37% ※カロリーベース)が占めています。進む地球温暖化、頻発する自然災害により、果たして私たちの食料安全保障はいつまで続くのか、とても不安です。大豆畑トラスト運動とは 大豆は日本の食卓にとって欠かせない食材です。それにも関わらず、大半を輸入に頼り、また遺伝子組換え食品の脅威にさらされています。 そこで、パルシステム山梨(当時、コープやまなし)は、遺伝子組換え食品に危機感を感じた北杜市の生産者グループ「豆トラ倶楽部」と出会い、大豆の自給率アップ、遺伝子組換えされた作物でなく、その土地に根付く大豆を共に育て食べていく取り組み「大豆畑トラスト運動」を2000年にスタートしました。 大豆畑トラストとは、市民(組合員)が大豆生産地(圃場)の一定区画にお金を出し、生産者とともに大豆を作り、できた大豆を食べるという運動で、1998年より山形から始まり全国的に広がりました。種まき、草取り、収穫等を圃場へ行って生産者とともに汗を流す過程で、農の現場を知り、生産者と顔の見える関係、繋がりを持てることが本運動の魅力となっています。 パルシステム山梨の大豆畑トラスト運動の大豆は、自然豊かな北杜市の圃場で化学肥料も農薬も使用せず栽培しています。現在の会員数は280名( 10月末現在)と、年々会員数も増えています。ぜひ、この取り組みを多くの方に知って頂き、将来に渡り安全で安心な食を一緒に求めていく活動にご参加下さい。生産者から組合員へ豆トラ?楽部代表 青野 武 経済活動による温室効果ガスの蓄積が環境を激変させ、社会では、差別や格差が広がる中、多様性を取り戻すことの大切さが叫ばれています。こと大豆を栽培する中でも見えてきます。 大豆は、日本食の基で、タンパク質を豊富に含み、また日本の津々浦々で栽培できる優れた作物。先人達は、多様な品種を保存して食と文化を守ってきました。多様性とは、今の経済活動の原則とは正反対にある様なものですが、持続可能な社会には不可欠な事だと思います。契約者(組合員)諏訪の「大豆大好き」さんから 体のことを考えて、大豆をたくさん食べるようにしています。国産で無農薬の大豆を探していたところ、無農薬栽培で遺伝子組換えではない「大豆畑トラスト」の大豆を知って「乾大豆2kg」コースに登録しました。普段は水煮にした大豆を冷凍しておいて、炊いたご飯と混ぜたり、もずく酢やスープに入れて食べています。(生産者へのメッセージ) 大豆を無農薬で作ることはとても大変なことだと思いますが、ぜひ頑張って続けてほしいです。応援しています。(担当職員からのお知らせ) ぜひ多くの組合員さんに本取り組みにご参加頂きたいと思います。 おすすめは、トラスト大豆を使用した本醸造醤油「豆トラ醤油900? 6本セットコース」です。すぐに登録・お届けが可能です。詳しくは、事業本部(055‐243‐6328)まで左:青野代表 右:事務局中野さん