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概要

パルレポート2022

4長野県への配達開始 フェアトレード商品の普及フェアトレードとは、「公平貿易」「公正貿易」と訳されているこの言葉、発展途上国で作られた商品を適正な価格で取引することで、貧しい人々の自立につなげる貿易の仕組みです。私たちの周りには、アジアやアフリカ、中南米の国等で作られたものが多数あります。しかし、これらは労力や燃料を大量に使って、はるばる日本に来ているはずなのに、驚くほど安価で購入できます。パルシステム山梨では、立場の弱い人々が正当な報酬を受け、自立することを目指すフェアトレードを積極的に推進し、またこの活動をより身近に知っていただきたいという思いから、中央市に「フェアトレードショップぱるはぴ」を設け、より身近にフェアトレードを感じていただけます。2021年度より、パルシステムの運動や商品を広めるため、かねてより準備をすすめてきました長野県の一部地域に配達を行うことになりました。【配達地域】岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村、南牧村私たちは協同組合として、人・くらし・社会を見つめ、笑顔あふれる地域を創ります。安心安全な食材の提供を通し、誰もが安心できるくらしや地域、社会を創造していき、組合員のくらしを守るとともに、地域・社会に貢献していきます。60周年を迎えて方針全体にかかるテーマとして、SDGsのさらなる推進を掲げ、「誰ひとり取り残さない」社会の実現は、生協の「相互扶助」や「支えあい」の理念とも合致しています。このSDGsは、一人ひとりの実践活動がとても大切です。組合員や地域の方々への働きかけを行うと共に取り組みを行ってまいります。2022年は、山梨県労働者生活協同組合(県労生協)[パルシステム山梨の前身]の設立から60年の節目の年となります。人間に例えると「還暦」です。改めてこれまで支えていただいた、組合員、関係する諸団体の方々に感謝申し上げると共に、さらなる飛躍の年となるよう、様々なことにチャレンジしたいと考えています。1992年「山梨県労働者生活協同組合」と「山梨県郡内労働者生活協同組合」が合併し、「生活協同組合コープやまなし」設立。2009年「生活協同組合パルシステム山梨」へ名称変更。もっといい明日へ 超えてく2008年~2013年に取り組んだ「100万人の食づくり運動」は“農”を軸にした食づくり運動、2014年~2021年に取り組んだ「ほんもの実感!くらしづくりアクション」は“商品⇔選ぶ”を軸にしたくらしづくりアクションでした。今回の取り組みであるネクストアクション「もっといい明日へ超えてく」は、「選ぶ」を超え、“サステナブルな世界”に変えていく「1人ひとりの行動」へと移ります。パルシステム2030年ビジョン“「たべる」「つくる」「ささえあう」ともにいきる地域づくり”の実現を目指して、食中心の取り組みを超え、環境、地域福祉、平和等に広げます。時代の共感をエネルギーに変えてパルシステムは半歩先を行く行動に移していきます。一人ひとりの「サステナブル」な行動でSDGsの実現