薫るひとときをフェアトレードコーヒーで
薫るひとときをフェアトレードコーヒーで
-このイベントは終了しました。-
主催:フェアトレードサポーター
パルシステム山梨フェアトレードサポーターは、8月3日(木)に「薫るひとときをフェアトレードコーヒーで」を開催しました。当日は、有限会社シサム工房の人見さん、フェアトレードパートナー「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」の反町さんを講師に迎え、8名の組合員にご参加頂きました。今回は、久しぶりのリアル開催でしたので、サポーター一同とても緊張しましたが、参加者の皆さんと直接お話をすることができ、とても良いイベントとなりました。
はじめに人見さんよりフェアトレードについてお話し頂きました。またシサム工房がなぜフェアトレードを扱うようになったのかについてもお話して頂き、人見さんのフェアトレードへの思いを感じることができました。
次に、反町さんより「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」について説明して頂きました。CGNはフィリピンルソン島北部山岳部のコーディリエラ地方にある、環境保全と先住民族の生活向上を目的として、現地に根差した活動をするフィリピンの環境NGO法人です。コーディリエラ山岳地方に住む先住民族たちは、現金収入を得るために森を燃やし、野菜畑に転換していて、結果的に森林破壊につながっていました。そこでCGNでは先住民族たちが森を守りながら生計手段を得られるように、アグロフォレストリー(森林農法)の指導を行っています。特に標高の高い地域は、アラビカ・コーヒーの栽培に適しており、多くのコミュニティでアラビカ・コーヒーを中心としたアグロフォレストリーの技術指導と苗木の支給を行っているそうです。
そのような活動の中で、シサム工房とフェアトレードパートナーとしてのお付き合いが始まり、今年で10年目となるそうです。現在のコーヒー豆市場はスペシャリテイコーヒーなど、より高値で取引されることも多いのですが、フェアトレードコーヒーとして取引できる一番のメリットは、継続して安定した価格で、しかも先払いで取引してもらえることだそうです。 現地の自然環境やコーヒー生産者の方たちの様子も、フィリピンで生活している反町さんだからこその、説得力あるお話を聞かせて頂きました。
学習会の後は、美味しいコーヒーの淹れ方をサポーターが実演。3種類のシサム工房のコーヒーを試飲して頂きました。参加者の皆さん、それぞれの好みの味のコーヒーがあったようでした。
フェアトレードサポーターでは、今後もフェアトレードについて情報発信を行い、参加してみたい!と思っていただけるようなイベントを企画してまいります。組合員の皆様のご参加をお待ちしております!
シサムコーヒーの輸入者「フェアトレードブランド・シサム工房」(京都)から取締役 人見様、コーヒー農家のサポート団体「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」(フィリピン)反町様のお二人に、フェアトレードの基本的なお話や、険しい山の中でのコーヒー栽培についてオンラインにてお話いただきます。
美味しいコーヒーの淹れ方もお伝えします。
●定員:15名
※申込多数の場合は抽選となります。
●参加費:300円
●申込〆切:7月21日(金)