パルシステム山梨

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今週のうまい甲斐

 

予防は治療に勝る

今、人生100年時代と言われています。きんさんぎんさんが双子で100歳になった時から比べると、もはや100歳がそんなに珍しくなくなりました。超超高齢化社会を迎えるにあたり、やはり健康寿命という考え方が大切になってきます。お隣の長野県が、その健康寿命を延ばすためにいちはやく「予防医学」に取り組み、「長野モデル」とまで言われるようになりました。

 

50年前、長野県は脳卒中死亡率が全国1位といわれ、県をあげた取り組みは、まず「自分のからだは自分で守る」という考え方を定着し、病気になってから病院にかかるのではなく、ひとりひとりが生活習慣の中に病気にならないような努力をしましょうよという“予防”という概念でした。

 

 

少し前ですが、国際有機農業映画祭において「農薬禍」というドキュメンタリー映画をやっていました。だいぶ古い映画でしたが、「日本では、農薬による人体実験を行っている」と海外から揶揄されるほど有機リン系の殺虫剤ホリドールなど、急性毒性の極めて高い農薬を大量に使っていた1960年代に、農民たちが農薬によって健康を損なわれて苦しんでいる様子と死者まで出た状況を、当時の佐久総合病院の現場の様子と医師たちの証言を交えて描いた貴重な記録で、今をもっても衝撃的な内容でした。この記録を見ると、高度成長期の農業のあり方とそれによってもたらされた犠牲の上に今の安心安全があることがわかります。そして、フィルムの中でも登場する、地域医療に奮闘していた佐久総合病院の故若月医師が今の長野モデルにもなった「予防医学」を確立させた医師でした。当時、受診すら一般的でなかった農村において、馬車で数日かけて出張診療を行い、定期健康診断、健康教育の啓発活動として、演劇やコーラスまで展開したといいます。なかでも特記すべきことは“食事に注意することが病気の最善の策”とした医食同源という教えです。それが今を持って佐久市の医療費が全国的にも低いという結果をもたらしています。

 

食に関心をもち、生きていく環境を整えることは、働ける人を減らさないことにもつながります。少子化により、今後働ける年代人口がそもそも減っていく中で病気で働けない人が多くなることは、地域に致命的な結果をもたらします。健康長寿日本一を目指して、山梨でも“予防医学”という概念を定着させ、どの世代もいきいきと暮らせる地域づくりをともに考えていきましょう。

 

 

阿部さんのこだわり

化学農薬不使用で有機質肥料で長年栽培している阿部さんですが、その人柄は口数少なく、まさに職人のようなタイプ。パルシステム山梨とのお付き合いも長く、ファンもかなり多くいらっしゃいます。日照時間日本一で有名になった明野という地域特性を生かし、美味しい野菜を追究したら、化学農薬不使用、有機質肥料で栽培するという結論になったとのこと。「どんな野菜でもいいので、まずは野菜に興味をもっていいただきたいです。そして、野菜もやっぱり土地や条件によって味が違うことを知っていただき、選んだ野菜が美味しいなあと思ってくれたらうれしい」とのことです。ぜひ、一度食べてみてください。

 

 

パルシステム山梨 公式YouTubeチャンネル「明野の阿部さん」

 

 

 

 

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うまい甲斐5月2回