パルシステム山梨

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今週のうまい甲斐

今週のうまい甲斐

タネとり
 

タネからできている食べ物、もしくは、種そのものを私たちは食べています。

大豆や米は種そのものを食べていますが、安心して食べていかれることを考えなくてはならない時代になりました。

一昨年のTPPから始まり、種子法廃止、そしてゲノム編集食品の規制なしと、目まぐるしく食べ物の環境が変わり、一番肝心な種子の安全性が危惧される事態が迫ってきました。

 

「たねのがっこう」の岡本よりたかさんのお話を聞く機会がありました。そのお話しの中で『今の時代、流通の都合と食卓の都合、いろんな合理的な都合によって、F1種という交配種が主流になってしまいましたが、一昔前は、生産者がタネとりをして、生産物を継承していくことは当たり前でした。今の豊かな食卓があるのは、F1種のおかげもありますが、タネとりをなくさないでほしい、そのためには多様性も理解しなくてはなりません。タネをとってその土地で継承していくことは、非常に合理的な面があって、まかれた土地の気候や土壌、虫たちの種類や草の多様性などをタネがすべて記憶しながら、自らバージョンアップしていきます。一度病気になるとその情報を取り込み、次の世代では、その病気に対する抵抗性を持つようにもなります。』

と種の本来持つ力を知った機会でした。

その岡本さんも危惧しているのは、遺伝子組み換えやゲノム編集といった技術によって、開発した企業に知的財産権である特許が与えられてしまうことや意図せずに隣の畑の遺伝子組換え菜種と交雑しただけで、特許侵害で訴えられるという営利の道具になりつつあるということ。

いったい種は誰のものなのでしょう。実際、インドでは、在来種の綿花の種の権利を巨大バイオ企業が独占し、遺伝子組換え種子しか販売しないということが起きました。

しかも、種の値段は80倍にまで跳ね上がったのです。同じことが日本でも起こり得ることとして心配しています。
たねは、子孫を残すために植物の生きるための情報がつまった設計図。そしてそれを私たちが食べてまた命をつないでいます。

在来種が今あるということは、種をつないできてくれた人がいるから。そう思うと身延町の取り組みも「おいしさ」だけではない「地域の食べ物を残す」といった強い意味が感じられます。 

2020年2月1日(土)にはパルシステム山梨主催で、そんなタネの考え方をみつめ直すべく、映画「シード~生命の糧」の上映会を開催します。詳細はチラシでお知らせいたしますので、ご家族やお友達と一緒にご覧になってください。

 

 

山梨の在来品種を守りたい

 

「あけぼの大豆」は、明治時代に関西地方から導入されたとことが起源とされる、曙地区で広がった在来品種です。

昭和45年頃にJAを通じて枝豆として市場に出荷された際に「あけぼの大豆」の名称で呼ばれるようになり、枝豆・大豆兼用利用の生産が続けられています。

 

 

栽培地域は富士川とそれを囲む山々に囲まれる自然豊かな身延町で、標高300~700mの昼夜の寒暖差が大きく、霧が多く発生する身延町曙地区で採取した種子を使用して町内で栽培されています。限られた気象条件や手作業での生産のため大量生産ができず、その希少性の高さから幻の大豆と呼ばれています。

 

 

特徴① 粒が大きい
豆粒を10粒並べると6寸(18cm)にもなり、別名「十六寸(とおろくすん)」とも呼ばれていたほど大きく、また重さも百粒重で60gと、通常の大豆30gの2倍のボリュームです。
特徴②甘味が強く食味が良いこと
あけぼの大豆の全糖(甘みを感じる成分)の含有率は24%で通常の大豆(21%)に比べ甘みが強く、豊かな食味を持つのが特徴です。
特徴③極晩成品種
6月中旬~7月上旬の種まき、8月中旬の開花、10月の枝豆の収穫、11月下旬~12月中旬の大豆の収穫と、畑でしっかりと時間をかけて成長する分、強い甘味と深みのある味を保有しています。

 

 

 

 

 

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