パルシステム山梨

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

今週のうまい甲斐

今週のうまい甲斐

干し野菜を極める

 

今年度夏に干し野菜のワークショップを開催したところ、120名もの応募をいただき、皆さんの関心の高さがうかがえました。

 

 

多くの方が旬の野菜をあちらこちらからいただき、食べきれなくて・・という生産県ならではのお悩み事情があるようですが、産地も規格外がたくさん出てしまう年は同じ困り事情が発生します。

ちょっとした虫食い、形がいびつ、大きい小さい・・など、食べられるのに破棄しなくてはなりません。

今年は特に暖冬で、冬野菜が育ちすぎて、大きすぎた大根を流通に載せられないからと大量に破棄している農家の様子をテレビでやっていました。

せっかく出来ているのに規格外という理由で捨てているのを見ると生産者はもちろん、食べてあげられない食品ロスにとても心が痛みます。

あらためて、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが、感銘を受けた「もったいない」という日本の心が失われつつあるような気がします。

日本人は自給率がただでさえ40%なのにこんなことをしてていいのでしょうか。

 

前号の白州森と水の里センターも余剰作物の使い道として、漬け物が生まれた経緯が書いてありましたが、昨年より企画を始めたグットファームでも規格外や余剰作物を何とかしたいということで、まずは使い道の多い“切り干し大根”を作ろうということになりました。

切り干し大根というと世の中にも多く出回ってますが、「天日干し」のものはほとんどありません。

 

 

これも大量生産するために世の中の事情は機械干しが主流になっているのです。

機械干しにすると野菜によっては味がぼけてしまうため、糖類を補って製品化されているものもあります。

しかし、天日干しの干し野菜は、その必要がないほどジワジワと水分が抜けていくので、野菜本来の甘みがギューッと閉じ込められていて、機械干しのものと比べると全く違った干し野菜になることを干し野菜の先生から教えていただきました。(もともとのお野菜の味が美味しいことが前提ですが・・)なので、天日干しの干し野菜はささっと洗ったら、戻した水に旨みが移行しているので、その水もおいしい出汁として活用できます。

 

 

また、廣田先生のお話では、体調が悪く家で寝ている人こそ、太陽の光を浴びたものをあげてくださいとお話しくださいました。

冬は野菜が少ないので、切り干し大根など太陽で干したものを食事に取り入れるとよいそうです。

今はグットファームの干し野菜アイテムが切り干し大根のみですが、今後、皆さんのリクエストによって、もしかしたら増えるかもしれませんね(!?)

 

皆さんも、野菜が余るような時期は、半生干しでも十分おいしく保存ができますので、チャレンジしてみてください。そしてこれもまた、出来すぎてしまった生産物を一年中食べられるようにしてきた知恵ですので、季節の手仕事として干す文化も大切につないでいきたいですね。

 

 

  • 注文用紙もしくはインターネットでご注文ください。 

次週のうまい甲斐