パルシステム山梨

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

公開確認会

公開確認会

ももっこファーム山梨 公開確認会(2022年度)

開催日 :2022年8月19日(金)

開催形式:オンライン※事前監査は8月18(木)圃場にて実施。

監査品目:ぶどう(種なし巨峰 or ピオーネ / 栽培基準_エコ・チャレンジ)

 

 

産地概要
産地の特徴

甲府盆地の南東部に位置する全国屈指の果樹地帯。四季折々の豊かな自然に恵まれ、土壌は傾斜地で水はけがよく、盆地気候につき日中は暑く、夜は冷える為、果樹栽培に適している。

 

 

取り組み/商品特徴
  • エコ・チャレンジ基準で栽培。更に、山梨県4パーミルイニシアティブを産地として取得し、環境に配慮した農産物として認証され、ブランド化している。
  • 病害虫を防止する為に、疎植栽培を推進(収穫量は落ちる)。

 

 

設立趣旨

2019年3月、設立総会にて「ももっこファーム山梨」を立ち上げ、現在に至る。若手生産者の育成と活躍の場を増やし、近年の農業モデルを取り入れた未来へ繋げる農業生産を行う。

  1. 人にも環境にも配慮した循環型農業の未来を託す後継者たちに自由な発想と挑戦する場所を提供できたら、既存のメンバーも安心して任せられる。
  2. 既存の親世代が農業を営むうえでのアドバイス、経験を生かしたサポートを行い、若手とベテランが同じ意思を持ち、共に知識を高め、技術の研鑽をしながら生産活動を行える。

 

栽培品とメンバー構成(2022年8月現在)
  • 桃、ぶどう、すもも
  • 正会員8名(6戸)、総従業員数19名、家族農業で営んでいる。
  • 総圃場面積は10㌶、圃場数は80~100程度。

 

 

産地理念

化学合成農薬の使用を抑え有機肥料を使い、安全で自然環境を考えた栽培を図る事を基本理念の下に、栽培した農産物を安定的に供給・販売することを目的とする。

 

 監査所見
産地理念/事業方針
  • 化学合成農薬の使用を抑え、有機肥料を使い安全で自然環境を考えた栽培を図るという理念は、パルシステムの独自基準と合致している。
  • 消費者との双方向の関係を重視している点は高く評価できる。

 

 

組織・意思決定

指導部会、生産部会で役割分担され、品目別に現況及び、年度に向けた課題、また産直4原則の重要性を共有している事が会議録で確認できた。

 

 

栽培基準
  • 各品目が新エコ基準に基づき栽培されている事が確認できた。但し、新規加入した生産者、品目によってはエコ基準に限定された栽培ではない事が確認された。
  • F-NET栽培計画書、栽培記録書で農薬散布回数や希釈倍率、日付等が明記され管理されていた。

 

 

実践内容
  • 4パーミルイニシアティブを取得し、積極的に環境に配慮している。
  • 圃場は機械除草だが、圃場周りの草刈り、また飛散防止の為、農薬散布は手作業で実施している。その他、疎植を実践し疫病対策を実施している。
  • 農薬の保管は施錠できる場所にて保管。但し、保管の際、粉剤、粒剤等は上中断、液剤は下段に配置する等の対策が不明瞭。また農薬管理台帳と在庫の整合性は課題。

 

 

表示・出荷
  • 出荷場と農薬保管庫は別の場所につき、移染の可能性は極めて低いと考えられる。
  • 出荷場に衛生管理遵守事項を掲示し、各個の意識を高める取り組みを実践している。
  • 出荷基準に満たない商品は、もったいない企画でロスを削減している。

 

 

その他
  • 会員は若手からベテランで構成され、新しい発想と経験で相互に協力して取り組んでいる。味や品質向上に向け、袋掛けを二重にする工夫や房の大きさを常に観察し、また病害虫への早期対策を実施する等、日々努力している。
  • 土壌診断結果を参考に、現在使用している肥料等を検証している。
  • 設立以降、コロナ渦により交流事業が難しい状況にあったが、地元パル山梨との交流や本会開催等、積極的に交流に取り組む意思が表明されている。

 

 

産地受け止め
  • コロナ渦、組合員やパルシステムとの交流機会が減った中、公開確認会を実施し、緊張感を持ち日頃の取り組みを報告(公開)する事ができた。改めて、公開確認会の重要性を再確認したと同時に、私たちの意識変化につながったと思っています。
  • 監査人の指摘については、まずはできる事から着手し、(先々において)本会を契機に飛躍したなと評価を得られるよう取り組んでまいりたい。
  • 農業は少子高齢化や人口減少等、非常に厳しい局面だが、現状維持もある意味「飛躍」と考えている。高い志を持つことも非常に大事だが、しっかり地に足を付けた農業を実践し、会運営に努めていきたい。

 

備考(山梨県4パーミルイニシアティブ)
  • 土壌中に炭素を貯留することで大気中の二酸化炭素濃度を低減し、地球温暖化を抑制する国際的な取り組み。
  • 世界の土壌表層の炭素量を年間4パーミル(※)増加させることができれば、人間の経済活動等によって増加する大気中の二酸化炭素の増加を実質ゼロにすることができるという考え方に基づく取り組み。
  • 2015年のCOP21(国連気象変動枠組条約締結国会議)においてフランス政府が主導で提唱し、2021年6月現在、日本国を含む623の国や国際機関が参画し、国内の地方公共団体では山梨県が2020年4月にはじめて参加。
  • パーミル(‰):千分率の単位で、4パーミルは1000分の4、パーセント(%)では0.4%に相当。