パルシステム山梨 長野

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産直連続講座・簡単!ヘルシー!デリシャス!カリスマ主婦プレゼンツアンチエイジング豚料理

産直連続講座・簡単!ヘルシー!デリシャス!カリスマ主婦プレゼンツアンチエイジング豚料理

2011.3.01パルシステム山梨 長野

01 2月25日(金)ぴゅあ富士において、富士五湖センター主催の豚肉の産直連続講座が行われました。講師には、パルシステムの提携産地はもちろんのこと、全国的にも『こだわりの桃豚』で有名なポークランドの代表 豊下さんをお招きしました。

ポークランドは今年度、「フード・アクション・ニッポンアワード2010」プロダクト部門において優秀賞を受賞していますが、これは、食料自給率向上に寄与する優れた取り組みを行った団体等に贈られるものです。

ポークランドの豚肉の最大の特徴は、SPF豚といって、定義は「トキソプラズマ感染症をはじめ豚の大敵5大疾病にかかっていない「健康な豚」だけに与えられる資格をもつ「洗浄豚」ということ。病気にかかっていない=薬漬けというのが一般的ですが、ポークランドでは、薬を使わず、病気を農場に持ち込まない工夫を徹底的に行っています。

そのほか、BMW(生物活性水)を豚の飲み水やシャワーに使っていたり、もみがらやおがくずを使った広い豚舎でのびのびと育て、畜産といえども生きている命に対し、人間の都合ではなく尊厳を持った関わり方をする「アニマルウェルフェア(動物福祉)」を実施しています。飼料にももちろんこだわりがあり、なるべく輸入飼料に頼らないよう、えさも自給するという視点で「こめ」の利用をすすめています。米を食べた豚は、肉質がよく、甘みがあり、比較的やわらかい肉になることがわかっています。そして、米を飼料に使うことにより、米の需要が増え、耕作放棄地や休耕田がよみがえり、そこからも自給率をあげることにつながってきます。しかし、飼料米は人間が食べているお米と違って、味より収量が多く、病気にも強い品種ですが、それでもトウモロコシなどに比べるとまだまだ価格が高いという課題を抱えています。

そのほか、市販の食べ物の裏にあるからくりなども交えながら、いかに安全な食べ物を手にすることの難しさ、安さの裏側にあるもの、など多岐にわたりお話くださいました。

01_2講話を聴き、改めてパルシステムの豚肉の品質のよさを知ったうえでのランチタイム。今回は「アンチエイジング豚料理」というテーマでカリスマ主婦がメニューを考えてくれたので、ヘルシーでそれでいて簡単、味もいつもの豚料理とは違うおいしさを味わえる4品を提案しました。豚はもともと効能がたくさんあり、豚肉だけでもアンチエイジング作用がたくさん含まれています。最大の特徴はビタミンB1ですが、なんと牛肉の10倍も含まれており、疲労回復作用や糖質の分解をすすめたり、自律神経のバランスを整えたりするので、現代社会の『ストレス、疲れ、イライラ』などにはもってこいの食材といえますね。

畜産業界はこの間、色んな畜産の病気の問題で、やむを得ず倒産しているところも含め激減しており、このままでは国産の肉が食べられなくなってしまうという大きな課題を抱えています。その中でもポークランドのようにさらに手間ヒマかけて、より安全でおいしいお肉を提供しようと日々がんばってくれている生産者がいることは本当に幸せなことです。

皆さんも、『安い』だけにとらわれず、今、目の前の食卓に並んでいる食品の裏事情をよく考え、子どもたちがいつまでも『安全な食材』が手に入る世の中を今から支え続けていきませんか?絶滅してしまわないように…。