パルシステム山梨 長野

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

食の安全学習会「食品表示の真実」講演会を開催しました

食の安全学習会「食品表示の真実」講演会を開催しました

2011.3.07パルシステム山梨 長野

07 パルシステム山梨「食の安全ひろめ隊」では、2月27日(日)に甲府市のぴゅあ総合にて、『誰も知らない食品表示の真実 あなたが決める家族の食卓』と題して食の安全学習会を開催しました。

講師の垣田達哉さんは、BSE、鳥インフルエンザ問題等の食の安全や、食育、食品表示問題に関する第一人者で、「世界一受けたい授業」「はなまるマーケット」「ビートたけしのTVタックル」等TVにも出演されており、集まった当日の来場者は、約100名となりました。

  • トラウトサーモン(淡水に住む)の身は、本当は白色。着色料を与えてきれいなピンクに…
  • 卵の黄身を濃くする為に、着色した飼料を与える…
  • まぐろのお刺身のパックの裏を見ると…マグロの油を添加していたり、PHが調製されていたり…。
  • 輸入柑橘類には、収穫後の農薬(ポストヘーベスト)が…。
  • 糖質ゼロと糖類ゼロの違いは…
  • グルコサミン、コラーゲン、ヒアルロン酸は…。

実は、消費者の知らないところで、食品には裏の真実があります。

そして、驚くことに、このような実態については、テレビ出演時には、番組スポンサー等のメーカー、広告企業の圧力から放映はできないとの事です。メーカーのモラルや売上至上主義、日本人の視覚思考にあわせた販売戦略に見事に踊らされているのが現在の消費者であるといったお話もありました。

一方で、消費者が食品を選ぶ上で大事な食品表示の見直しも行われるとのお話もありました。

07_22011年7月より、米トレーサビリティ制度が施行され、米の原材料表示が義務付けられます。

米の加工品(おせんべいやおだんごなど)や外食業者が、どこのお米を使っているのか、表示しなくてはいけなり、今まで多量に輸入されてきたお米がどこに使われていたのがわかるようになります。この事により、消費者の選択権が広がります。

TPP協定(環太平洋戦略的経済連携協定)締結に至った場合、日本にどんな影響を及ぼすのかについても触れられました。関税が撤廃されスーパーで198円の弁当が販売されるようになった時、日本の農業は太刀打ちできるのか、現在の円高が終わった時、また、新興国が自国で食品を消費し始めた時に、日本はどのようになるのか…政府が触れようとしないマイナス面、例えば、物価が下がることによる所得減が更なるデフレを誘引するのではないか等、食の問題だけでなく雇用問題にも大きく影響される等のお話もありました。

今まで難しいと思い、聞くことを避けていた食品表示や食品偽装問題、食品添加物の話などについてわかりやすく講演いただき、参加された方は感嘆の声を上げられ、食の大切さや食品を選ぶ力を養っていきたいなどのアンケートも寄せられました。

食の安全ひろめ隊では、これからも食品添加物や遺伝子組み換え、食品表示問題などについて組合員や地域の皆様に有用な情報発信をしていきたいと思います。