富士五湖センターのコミュニティサークルにご登録いただいている『母さんの楽校』は、「シニア世代のいきがいづくり」を活動目的とした富士吉田市を拠点としている地域サークルです。活動メンバーは、介護経験がある方が多く、益々すすむ高齢化社会の中でなんとか心豊かな自立した生涯を送ることができるよう、支えあいの地域を創ろうとこのサークルを発足しました。また、定例会の他、毎月第3火曜日にはお楽しみイベントを行い、その活動を広げようと取り組んでいらっしゃいます。
4月のイベントは、流行の塩麹の作り方とカルシウムがとれるおやつ作りを行いましたが、今回、5月のイベントは「糖尿病・認知症との対応の仕方」を勉強し、その後パルシステムとの協働で、廃油キャンドルづくりを行いました。参加者は毎回50名ほどになります。
「糖尿病・認知症との対応の仕方」の講師は、実際に介護経験を経た市内の主婦が自らの経験から学んだ対応の仕方などをわかりやすくお話いただき、時折、冗談も交えながら楽しく聞くことができました。認知症であっても「自尊心」はなくならないので、わからないからといってバカにしてはいけないことや少しヒントを与えながら会話をすすめるといいこと、そして認知症だからといって家に引きこもらず、地域の中でみんなが温かく見守ってあげることが大事ではないか?などと将来的な課題も頂きました。
学習会のあとのお楽しみの廃油キャンドルですが、家にかざる分と孫にあげる分…と二つ以上つくる参加者もいて、大いに賑わい、お手伝いとして参加した富士五湖センターの理事たちも一緒になって楽しみました。
『母さんの楽校』があまりにも楽しくすすんでいるので、近々、『父さんの楽校』も発足するそうです。このような活動源がどんどん波及して、いい地域づくりがすすむのだなあと学ばせていただきました。
