パルシステム山梨 食の安全・食育委員会は9月5日(水)にパルシステム商品の「せいきょう納豆(中粒)」や「小粒納豆」などを製造している株式会社カジノヤさんを訪問しました。
カジノヤさんは神奈川県川崎市にあります。参加者18名は小型バスに乗り、朝7時30分に出発し一路カジノヤさんを目指しました。
行きのバスの車中では、担当理事が趣向を凝らした「ぱるぱる小テスト」を実施。バスの中が一気に和みました。
ではここで、ぱるぱる小テストをいくつか出題してみましょう。(注1)答えは一番下段に
Q1.「納豆」は、英訳するとどれでしょう
- nattou
- soybean viscous
- rot soybean
Q2.2011年あーしあん9月号の「おっ、これいいじゃんけ」で登場したW.Hさんがおすすめしていたものは何か
- 銀だら西京漬け
- こんせんプレーンヨーグルト
- 焼きおにぎりバーガー
Q3.劇団ぱるぱる公演題目「環境戦士パルレンジャーKOZI」の必殺技は何か
- パルサンシャインビーム
- パルサンシャインアタック
- パルサンシャインムーダ
そうこうしているうちに、10時頃にカジノヤさんへ到着し、本社の中へご案内して頂きました。本社では社員の皆さん全員がデスクの椅子から立ち上がり、元気な挨拶で私たちを迎え入れて下さり、感激すると同時にお忙しいにもかかわらずと少し恐縮してしまいました。
工場見学の冒頭ではカジノヤの梶俊夫社長から自社の歴史や地元小学校との食育活動の取組みなどお話しいただきました。その後、工場見学組と、製造方法や原料の大豆など納豆作りにおけるこだわりについての説明をお聴きする組の2班に分かれました。
工場見学では異物混入が無いよう、腕時計やアクセサリー類を外し、頭にネット帽を被り、さらにその上から耳や首まで覆う作業帽を被り、白衣を着用し、粘着テープのローラーで毛髪やホコリなどを念入りに取り、工場内用の白い長靴に履き替えての見学です。
工場内は大豆を大釜で煮たりするため温度が高く、汗ばむくらいの環境です。
私たちが入ったときにはちょうど、パルシステムの小粒納豆のラインが稼動しており、私たちの家庭に届く納豆が製造されている場面を見ることができました。
作業されている社員の方々も見学者の私たちに立ち止まってご挨拶をされ、気配り・おもてなしの心が浸透しているカジノヤさんに学ぶところは大きいと納豆作り以外でも勉強になったのでした。
工場見学し終え、次は営業の森本部長から納豆づくりのお話です。
パルシステム商品の原料大豆は全て北海道の契約産地からの有機栽培・国産大豆100%です。
原料は農薬検査、放射能検査、遺伝子組み換え検査を実施、製造工程で使用する井戸水も検査します。今までこれらの検査で基準値を超える数値を検出したことはないそうです。
他にも無添加のタレやカラシ、環境面を考慮し発泡スチロール製ではなく紙パックの使用など、安全・安心にこだわった納豆づくりのお話しをお伺いすることができました。
某大手納豆メーカーでは、外国産・遺伝子組み換え大豆を使い、人のいないラインで大量に納豆製造をしています。その某大手メーカー営業マンが森本さんに「うちではとてもカジノヤさんのようにこだわりのある納豆は作れない」と言ったそうです。
梶社長の「自分の家族が食べるものを作る気持ちで納豆づくりに取り組んでほしい」という姿勢が会社全体、社員の皆さん全員に浸透していることが感じられ、パルシステム商品の和の(注2)日配部門で受注数NO.1という事実が、こだわりの製品づくりを物語っていると感じました。
最後になりますが、カジノヤさんにおかれましては、貴重なお時間を私たちのためにご案内いただき本当にありがとうございました。
これからも食の安全・食育委員会は組合員さんや地域の方々に食の安全や食育をひろめる活動を行なっていきます。
- 注1:ぱるぱる小テストの答えQ1は(1)、Q2は(2)、Q3は(2)
- 注2:日配品とは…一般的に、日持ちのしない商品で、野菜・魚・肉・惣菜以外の生鮮品のこと。豆腐、たまご、パン、牛乳等。