パルシステム山梨 長野

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「産直連続講座・無茶々(むちゃちゃ)の恵みでカラダ美人になろう」を開催しました

「産直連続講座・無茶々(むちゃちゃ)の恵みでカラダ美人になろう」を開催しました

2013.12.20パルシステム山梨 長野

20_3いちのみやセンターでは、12月3日(火)いちのみや桃の里ふれあい文化館にて、「産直連続講座 無茶々の恵みでカラダ美人になろう」を総勢33名の参加者のもと開催しました。

無茶々(むちゃちゃ)とは、スペイン語で、本国では「お嬢さん」メキシコでは「ねえちゃん」、フィリピンでは「女中」という意味です。「無農薬、無化学肥料栽培なんて無茶なことかもしれないが、 そこは無欲になって、無茶苦茶に頑張ってみようや」という意味を含めて「無茶々園」と命名したということです。

農薬や化学肥料に頼らないでみかん作りをしていくことを基本とし、地域農業のさきがけとして苦労を重ね、これまで農薬に頼ってきた地域農業を有機農業の方向に先導してきた取り組みやみかんを育てる上で大事な条件、今年のカメムシ被害などについてみかんにまつわる貴重なお話をお伺いしました。

20_4 また、山畑と海が隣り合う地では、山で農薬や化学肥料を使えばすぐに海に流れていき、海を汚します。柑橘の有機栽培を実践することは、地域の川や海を守ることでもあるという事で、地域での石鹸作り・配布など地域ぐるみで海を守る運動を実践についてのお話もお伺いしました。

無茶々園では、地元明浜の網元や近隣の漁師・加工業者と提携しており、ちりめんや真珠養殖、ひじきなど宇和海でとれた魚や海藻類を無添加で加工しています。

その他の取り組みとして、新規就農者の育成や海外研修生の受け入れ、地域福祉の取り組みなど、地域を巻き込んだ大きなうねりを作っている無茶々園のお話をお聞きしました。

後半は、みかん寿司、塩レモン鶏肉ソテー、じゃこ入りあったかポテトサラダ、みかん大福などを無茶々園のみかん、レモン、ちりめん等をふんだんに使った料理講習を行い、参加者で美味しくいただきました。

今回は、無茶々園の代表の大津氏に遠く山梨まで来ていただき、前夜は、いちのみやセンター職員対象の学習会を企画し、熱い想いを伝えていただきました。

パルシステム山梨では、イベント企画や配送時に産地の想いを地域の組合員さんにお伝えし、無茶々園をはじめとする産地メーカーの日本の食文化を守り、未来につなげる取り組みが更なる発展を遂げられるよう生産地と消費地をと結び付けていく運動を地道につづけていきたいと思います。